日本では民主主義国家が作られるまでの間、権力者にとって都合のいい法律がたくさん作られた。明治時代には治外法権を制定し、国を批判しただけで逮捕される時代が続いた。
豊臣秀吉は刀狩を実行。庶民から武器を取り上げることで、反乱を起こさせないようにした。権力者とはいっても、さすがにやりすぎではなかろうか。
上記はあくまで一例にすぎない。数えきれないほどの理不尽に、庶民は苦しめられてきた。
民主主義国家になっても、その部分はあまり変わっていない。役人は感覚離れした法律で庶民を苦しめている。
あえて基本的な原則を書くと、立法権は国会議員が担っているのだが、実際は官僚が決めた法案を国会で承認する流れになっているため、国会の役割は形式的な立法権を発動しているに過ぎない。
時代にそぐったルールを制定する場合であっても、権力者の感性はずれていることが多い(1か0思考なのかもしれない)。一般感覚では到底ありえないようなところまで、規制をかけようとするのは勘弁願いたい。権力者のやり方では、一般人は生きられないことをわかっていない。
三権分立が正しく機能しない限り、役人の都合のいいルールが作られ続ける。庶民は泣き寝入りしないためにも、行動を起こしていきたいところ。数の論理で抑えつければ、権力者を封じ込めることができる。民主主義国家なのだから、少数派のための法律に縛られないようにしたい。
文章:陰と陽