就労

今では簡単な仕事でも、最初はチンプンカンプン

 

私の経歴

 

私は今までに三回の転職をしています。

転職した会社はすべてコンピュータの販売をしている会社でした。

そこで、プログラムを作るのですが、内容は販売管理、又はゴルフ場やスイミングスクールの会員管理等の”事務処理”を効率化する仕事ばかりでした。

 

なので、今は売上や在庫を管理するプログラムは簡単に出来ます。

同じプログラムを作る仕事でも、例えば自動倉庫のプログラム等、”機械制御”を行うプログラムもあります。

”機械制御”を得意とする友人がいますが私には出来ません。

逆に友人は「販売管理は分からない」と言ってました。

 

分からない用語

 

今では何でもない用語でも最初はチンプンカンプンでした。

私が、最初に就職した会社は四人だけで、私が電話を取ることもよくありました。

その中で「得意先元帳が出ない」と言う電話を受けたときがありました。

”とくいさきもとちょう...???”初めて聞く用語に私は意味が分かりませんでした。

そのときは、とりあえず「折り返し連絡します」と返事をして、社長に後を任せました。

 

理解するのに半年

 

最初の頃は売上関係のプログラムを変更することが仕事の中心でした。

例えば商品の売上一覧が1ページ20行印字されているのを22行にするとか、売上の単位を”cm”から”m”にするとかです。

その中で、なかなか理解出来ないことがありました。

それは、得意先を管理する項目に残高や売上額等の項目が二つあることでした。

商品を管理する項目には在庫や売上額等の項目は一つです。

毎月の売上額を管理するなら項目は一つで良いはずなのに...と思っていました。

かなり時間を掛けて分かったのは、”請求書”を作成する為に二つ必要だと言うことでした。

(経理や営業の仕事の人は理解されていると思います)

なぜなら、一ヶ月には二つあったのです。

一つ目は会社で管理する一ヶ月。(だいたい1日から月末)

もう一つは請求書を作る為の一ヶ月。

一ヶ月は1日から月末までだと当時の私は思っていました。

しかし、請求書を作るには、例えば11日から翌月の10日を一ヶ月として

その間の売上を請求するようなことがあったのです。

1日がスタートの一ヶ月ではなく、11日や21日がスタート等色々とあったのです。

それが、当時の私には中々理解できないことでした。

半年くらい掛かって理解したと記憶しています。

 

 

時間がたてば簡単なことに

 

最初は”得意先元帳”や”売掛金残高一覧表”と言われてもチンプンカンプンだった私ですが、

今では、顧客との打合せで”買掛金残高一覧表”や”総勘定元帳”

”損益計算書”等の用語を使い普通に会話をしています。

”とくいさきもとちょう...???”だった頃があったのかと思うくらいです。

今の私のように、最初は分からない仕事でも、時間を掛ければ分かるようになります!

ただし、理解する為の努力は必要ですが...

 

文章:エムユー

 

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