福祉・医療

発達障碍、精神障碍はもっと分かりやすく明記してほしい

 

 障碍者手帳は身体障碍者手帳、療育手帳、精神障碍者手帳の3種が存在する。身体に障碍を抱えていた場合は身体障碍者手帳、知的に問題がある場合(ボーダーはIQ70~75)は療育手帳、躁鬱病などの精神に問題を抱えている場合は精神障碍者手帳を取得する。

 発達障碍は3つのどれにも当てはまらない微妙な立ち位置にある。療育手帳を取得するほど知的能力が劣っているわけでもない(一部には知的障碍者も含む)。精神障碍かといわれるとそうでもない。それにもかかわらず、現行制度ではIQによって療育手帳、精神障碍者手帳のどちらかを取得するしかない。      

不備を解決する為に、発達障碍者向けの手帳を作成してみてはいかがだろうか。こうすることで、どのような障碍を持っているのかがわかりやすくなる(知的障碍の場合、知的併用などと記すなどの工夫も必要)

精神障碍についてもはっきりと明記したほうがいいと思う。精神障碍者手帳だけではあまりにも大雑把過ぎる、躁鬱、アルコール依存などを記さないと病気がわからない。対応する側にとって、頭を悩ませてしまうことになる。

障碍者手帳の見直しがなされることによって、開示する、開示される側にとってよりよい社会が構築されていくに違いない。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 兵庫県の障害手帳(取得条件など)
  2. 障碍について理解を深めると
  3. 精神科のケースワーカーで感じた、利点と限界
  4. 障碍者が一般会社で働く難しさ5
  5. 障碍者枠はブランクよりも能力を重視することもある
  6. 目的とは反対に進んでいる【障碍者編】
  7. 就労移行支援利用(障碍者向け)を考えている方へ
  8. 社会は多数派のためにある

おすすめ記事

前野隆司著『実践ポジティブ心理学』のまとめ【第五回】

前野隆司著『実践ポジティブ心理学』のまとめ【第五回】はじめに…

心に栄養を

皆様、ご機嫌いかがでしょうか?毎日、元気に過ごしていますか?新年早々、地震など災害が…

『空の上』

空の上には…現実…過去…未来全て包まれているんだ。&nbsp…

史上最弱力士である勝南桜が100連敗を記録

 勝南桜(服部桜)は3番相撲に敗れた時点で、100連敗を記録しました。連敗記録はつい…

一日のうちに楽しむ時間を作ろう

メンタルを病んでいる人は、多くの時間をネガティブなことを考えることに使いがちなのではないでしょうか?…

新着記事

PAGE TOP