時事問題

覚せい剤逮捕に見る人間の依存性

 

 覚醒剤を所持したとして、元タレントが逮捕されたというニュースが流れていた。

 覚醒剤の再犯率は66パーセント前後。3人に2人は再犯で逮捕されているのが実情だ。検挙を逃れている事例を含めると、80~90パーセントにのぼってもおかしくない。痴漢と同じく、なかなかやめられない。

 当人はやめたいという意思を持っている。それでも続けてしまうのは、人間の弱さからきているように思えてならない。脳を100パーセント、コントロールできる人間はいない。

 薬物再犯率の高さは、他人を真の意味でサポートする人間が少なさが影響している。金銭面で助けることはできても、心を救うにはいたっていない。奇跡的な能力を持っている人との出会いがない限り、薬の依存から抜け出すのは難しいのかもしれない。

 覚醒剤だと理解しにくい人は、精神安定剤、アルコール、タバコなどに置き換えてみるといい。あちらも鋼鉄の意志がない限り、やめるのは簡単ではない。単純所持禁止になったとしても、手放すことはできないだろう。

 一度くらいはいいだろう。甘い考えを捨てないと、人生はあっという間に転落の道をたどっていくことになる。自分の身を守るためにも、甘い誘惑に流されないようにしたい。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191106-00010004-bfj-soci

©田代まさし容疑者の出演動画、NHKが非公開に。薬物依存の苦しみを語っていた(BuzzFeed Japan) – Yahoo!ニュース

 

文章:陰と陽

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