生活

社内では八分目を心がけよう

 

 仕事はお金をもらう場所なので、一定の成果を残すことが求められる。あまりにも能力が低すぎる場合、懲戒免職の対象となるのは避けられない。

 そうだとしても、自分の能力以上のパフォーマンスを発揮するのはタブー。成果を残せば残すほど、自分を追い詰めてしまうことになりかねない。業務量に余裕があったとしても、与えられたノルマを達成するくらいで構わない。

 人間というのは実に滑稽な生き物。利用できるものは全て利用してしまえばいいと思っている。上に立つ人間ほどその傾向が強く、部下をボロ雑巾さながらに扱う。彼らは使い物にならなくなれば、捨ててしまえばいいと考えている。人間らしい感情を備えていない。

 同僚とて例外ではない。こちらも、使い勝手のいい人間を奴隷のごとく扱う。利用され続けた挙句、自分だけが会社を辞めるのは割に合わない。好かれようと思うのではなく、嫌われない程度に業務をこなしておけばいい。社内は仕事をする場所であって、同僚に好かれるための場所ではないことを覚えておこう。一方的な距離を取ろうとする人間がいれば、容赦なく弾いてしまえばいい。

 自分の無理のないように仕事をする、長く仕事を続けるためには欠かせない。

 

文章:陰と陽

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