近年、全面禁煙を実施する会社が増えてきている。一部には喫煙者であることを理由に、採用しない方針を固めた企業もある。
非喫煙者からすれば、非常にありがたい措置といえる。タバコは非常に多くの有害物質を含んでおり、副流煙で他者に危害を加えるリスクを伴う。公共の場や勤務中は、完全禁煙にすべきではなかろうか。
有害物質を発する以外にも問題がある。タバコを吸った直後だと、匂いがかなりきつい。非喫煙者は、喫煙直後の吐く息で顔を歪めることになる。
路上で喫煙した場合、1000円の罰金を科す自治体がある。これをさらに厳罰化し、喫煙スペース以外では、タバコを吸えないようにもっていくべき。他人に危害を及ぼしかねない、空気を撒き散らすのは許されることではない。
健康に影響を及ぼすからか、喫煙率は年々減少傾向にある。近年では定期的に喫煙をするのは、6人に1人くらいとなった。女性の喫煙率は特に低く、一割を切った。10年後にはさらに減少し、全体で1割に迫るかもしれない。需要は年々下がり続けているのは間違いない。
麻薬と同じく、所持禁止にしてしまってはどうだろうか。税収は削減するものの、健康被害の医療費を抑えられれば、結果的にはプラスに転じるかもしれない。他人の命を奪いかねない、危険な凶器には厳しい規制をくわえてほしい。
文章:陰と陽