人生

現実を捻じ曲げながら生きていく

 

 素直に負けを認めることができれば、どんなに楽になれるだろうか。

 勝ち目のない勝負に挑んだとしても、プライドをずたずたに切り裂かれるだけ。無理だとわかっているのに、どうしてチャレンジしようとするのか。

 勝機のない状況であっても勝ちたいと思うのは、人間という生き物の弱さといえる。負けるとわかっていても、素直に認められない。心の奥底にあるプライドが人生観を捻じ曲げてしまう。

 己の威信のために突き進むのは悪いとは思わない。最後まで諦めない姿勢で挑むことで、成就する願いも一つや二つくらいは生まれる。そのために自らの意志を貫き通すのは、生きる過程で大切な要素だ。

 人生は間違いだらけで、正しいことなんてほとんどない。勝てないとわかっていても負けたくないという意志を持つのも、人間ならではの考え方。それを尊重しながら、人生を全うするのも悪くない。

 現実を直視しないことが、生きるうえで自分を奮い立たせるのかもしれない。

 

文章:陰と陽

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