プレミアム商品券は増税を緩和する目的で発行されます。4000円を支払うことで、5000円分(500*10)の商品券を購入できます。交換券は最大で5枚綴られており、20000円で25000円分の商品券と交換可能となっています。
商品券を購入、使用できる店舗はインターネットで閲覧可能となっています。食料品を販売しているスーパーだけでなく、病院または医療機関等、理容店、旅館・ホテル、自動車販売店、ドラッグストアなどにおいても使うことができます。(参加店舗限定)
プレミアム商品券の購入期限は来年の2月16日まで、使用期限は同じ月の2月29日までとなっています。以降はただの紙切れになるので、きっちりと使い切るようにしましょう。
プレミアム商品券はいいことづくめではありません。水道料金、電気代、ガス代といった公共料金では使用不可となっています。タバコなどを購入することもできません。一部店舗においても使えない(途中で変更されることもある)ので、思わぬトラブルに見舞われることも覚悟しなければなりません。
使用区域が極端に狭いことも大きなマイナスポイントです。現金は全国各地で使えるのに対し、プレミアム商品券は住んでいる地域のみとなっています。
お釣りが出ないため、500円を使い切らないといけないのも面倒です。総菜を一個だけ買うといったときには、商品券での支払いはできません。
一番のマイナスポイントは低所得者であることを、世間に発信してしまうことにあるでしょう。貧乏人であることを、第三者に知られたい人は少ないと思います。
最大5000円のメリットを取るか、己のプライドを守るのに徹するのか、商品券を購入する権利のある人の対応は二分するのかもしれません。
文章:陰と陽