西武が2年連続でリーグ優勝を果たした。
優勝の原動力となったのはリーグ屈指の得点力。失点の多さを持ち前の打撃力が上回った。優勝を決めた昨晩も12得点と、どこからも点数が取れる打線は他球団にとって脅威だ。
今年の西武は懸念材料が二つあった。菊池のメジャー移籍、浅村のFA移籍である。エースと打線の軸が抜けたことで、大幅に戦力ダウンした。
投手力は完全に補えなかったものの、打線は主力が抜けたのをまったく感じさせなかった。チームに残った選手が力を発揮した。
苦手チームを作らなかったのも優勝の原動力。2位になったソフトバンクはロッテとの相性の悪さが最後になって響いた(8勝17敗)。ロッテ戦を5割で乗り切っていれば、優勝に手が届いていた。
ソフトバンクはリーグでトップのホームラン数を誇りながら、得点力は西武と180点くらい差をつけられてしまった。一発頼みの野球はつながりをかいた。1点を貪欲に取る野球を心がけていれば、優勝に手が届いていたかもしれない。
西武は昨年CSでソフトバンクに敗れている。今年こそはリベンジして、念願の日本シリーズ出場を果たしたい。
文章:陰と陽