レジャー

大相撲における十両と幕下(上位)の違い

 「大相撲」の秋場所が始まった。

 大相撲の番付は幕内、十両、幕下、三段目、序二段、序の口にわけられている。

 大相撲の世界で給料が支払われるのは関取と呼ばれる十両以上の力士。幕下以下の力士は、場所ごとにもらえるわずかな手当て(優勝した場合は優勝賞金もプラスされる)しかもらえない。力士は厳しい縦社会の中を生きている。

 幕下から十両への昇進条件は、幕下上位で優秀な成績をおさめること。東幕下筆頭における勝ち越し、15枚目以内(付け出しは除く)で全勝すれば確実に十両に昇進可能。その他は十両から落ちてくる、引退する人数に大きく左右されるため、どの地位で何勝すればいいのか一概にいえない。同じ地位で4勝3敗の成績で十両に昇進できることもあれば、5勝2敗でも見送られる場合もある。(十両に極めて近い地位で、6勝1敗であった場合は昇進する確率がかなり高くなる。番付がやや下であっても4勝、5勝より6勝の力士が優先される傾向にある)

 5枚目以内でなかった場合については、全勝しない限り十両に昇進する確率は極めて低い。(十両から大量に落ちてきた場合は例外もある)十両に昇進するためには、5枚目以内に名を連ねていることが重要となる。

 終盤には十両に上がる可能性のある力士、幕下に落ちそうな関取の対戦が組まれる(いわゆる入れ替え戦)。関取の座をかけて、土俵で激しい火花を散らす。

 今場所、幕下からどの力士が這い上がってくるのだろうか。戦いは既に始まっている。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 来年の選抜の甲子園出場校予想
  2. 将棋棋士の橋本八段が現役引退
  3. 大相撲の十両、幕下の入れ替え予想を書いていきます。(2022年1…
  4. メダルを拒否した心理を想像してみた(ラグビー)
  5. 大谷翔平選手の身体能力の高さには驚かされる
  6. 【サッカー】日本代表、ワールドカップ出場決定!!
  7. 斎藤佑樹は2021年も現役なのか
  8. 阪神の佐藤選手が3・4月の新人ホームラン記録に並んだ(4月27日…

おすすめ記事

孤独は孤毒である

孤独は孤毒であると、ある人が表現しました。孤独は寿命を縮めるという研究がたく…

京阪電車では8000系快速急行が走っていたことがある

 京阪電車では2011年5月のダイヤ改正から、2016年の3月にダイヤ改正を行うまで…

ほろよいシリーズ:『ほろよい グレープ』と『ほろよい シュワビタサワー』の紹介

 ほろよいシリーズ:『ほろよい グレープ』と『ほろよい シュワビタサワー』の紹介…

【哀切】ワーグナーの遺作、『エレジー《悲歌》』

このコラムでは、ワーグナーの遺作『エレジー』をご紹介します。偉大な映画作品でワー…

広井良則『持続可能な医療─超高齢化時代の科学・公共性・死生観』(ちくま新書):ケアを考えるシリーズ1作目

伏線としての「定常化社会」高度成長を経た社会では、経済成長がなくても豊かな社会を構築できると考え…

新着記事

PAGE TOP