レジャー

女流棋士会を応援しよう

 

 将棋人口は男性が圧倒的に多く、女性で指すものは少ない。それゆえか、男性において実力が大きく劣っている。NHK杯やタイトル戦に挑戦するも、成績は芳しいとはいえない。NHK戦では一〇年連続で女流棋士が初戦敗退を喫するなど、男性になかなか太刀打ちできていない。

 将棋は女性にも指せる、そのことを証明するために男性に混じる者が現れた。彼女たちは男性に負けたくない思いで自らを奮い立たせているのかもしれない。

 プロになるためには奨励会における三段リーグで上位二名に入る必要がある。三〇人前後の中で二人なので、ハードルはかなり高い(三位を二回獲得すればフリークラスでの編入が可能)。プロになれる年齢は26歳までと定められており(例外規定あり)、プロになれなかった場合は自動的に奨励会を退会となってしまう。

 三段リーグに初挑戦した女性棋士は年齢制限で奨励会を退会。その後、男性棋士と対局を重ねる中で、編入試験を受ける資格を獲得しようとしている。編入試験に合格すればフリークラスのプロとなる。

 二人目は三段リーグにて奮闘中。優秀な成績を残せば晴れてプロになれる。編入試験を経ずにプロになれば女性初の快挙となる。

 男性しか活躍していなかった領域に踏み込んでいく、こういう動きは今後加速していくと思われる。彼女たちの行く末を応援したい。 

 

 http://joryukishikai.shogi.or.jp/

 ©日本将棋連盟女流棋士会WEBSITE

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 西武ライオンズの2連覇
  2. 熱戦が続いている、ラグビーとバレーボール
  3. コロナで休場した関取は番付が変動する(2021年3月場所)
  4. 2020年の日本シリーズはソフトバンクの圧勝で幕を閉じた
  5. 高校野球が雨天で中止
  6. 将棋棋士の橋本八段が現役引退
  7. 選抜2021の明治神宮枠をどのように扱うのか
  8. 思い出のあるスキー場の閉鎖

おすすめ記事

ショートショート『天才を採用した末路』

 障碍者枠でIQ140を誇る社員が中途採用された。 日本で一番といわれる東大でI…

ショートショート『大きな世界に飛び込むのを応援する彼女』

 達也は物心ついたとき時から、絵を描くのが大好きだった。 他人にはなかなかいえな…

ジル・ドゥルーズ『記号と事件』河出文庫

ジル・ドゥルーズ『記号と事件』本書は、二十世紀フランスの哲学者ジ…

犬と猫を一緒に飼うポイントと注意点①

まず、最初に理解しておいてほしいこととして、「犬と猫は違う生き物」であることを忘れな…

常に新しい決意で

長く生きていると、人はだんだんと活き活きさがなくなると思います。…

新着記事

PAGE TOP