生活

しつこい男は嫌われる

 

「あなたのことが好き」 

「気持ちが伝わってこない」

「好き、好き、大好き」

「もっといって」

 女はしつこいリクエストに、内心で面倒だなと思うようになった。

「好き、好きだよ」

「感情がこもってない」

 女の堪忍袋の緒が切れてしまった。男はそのことに気づかず、とどめを刺してしまった。

「どうしたの」

 女性の怒りはポイント制といわれる。沸点を超えてしまったら、怒りを鎮めるのは難しい。

 女性は好き嫌いが激しく、中間点はあまりないといわれている。嫌いになると顔を合わせるのすら耐えられない。 

「あんたなんて大っ嫌い。嫌い、嫌い、顔も見たくないほど大っ嫌い」

「そんなこといわないで」

 男はしがみつこうとするも、女は手を振り払った。

「ウザイ、キモイ、キタナイ。二度と私にかかわらないようにしてね」

 女は別れを告げると、男の前に二度と姿を現すことはなかった。

 男は愛情を求めすぎたために、最愛の女性を失うこととなってしまった。女はその日のうちに、アドレス、電話番号を変更し、連絡手段を完全に絶った。

 女は一か月後には住所も変更していた。女性の怖さを知るも、後の祭りだった。

 

*女性の怒りはポイント制といわれています。交友関係を築く、恋愛するにあたってくれぐれも蓄積しないように気を付けましょう。一度許されたからといって、同じことを繰り返すと失敗します。

*一度、嫌いになるとよほどのことがない限り、修復しないのでそこも念頭に置いておくといいですね。万が一、怒りが静まって修復可能であるならば、親しくなれるチャンスなので逃さないようにしましょう。

 

文章:陰と陽

 

関連記事

  1. わずかな人間の悪事で社会は窮屈になる
  2. 子育てについて4
  3. 快速急行プレミアムカーはどれくらい利用されるのか
  4. 京阪電車では、特急から快速急行に乗り換えるダイヤが存在していた
  5. 【恋愛関係コラム】付き合える年齢差とは?
  6. 子育てについて2
  7. 【ジャンガリアンハムスターとそれぞれの違い】
  8. タクシーが車椅子利用者を乗車拒否

おすすめ記事

誰もが辿るプロセス

 幼稚園、小学生、中学生のときは誰しもが成長を実感する。ほっといても身長が伸びるし、…

ギザ十の価値はいくら?

ギザ十とは日本で1951年から1958年にかけて製造された十円硬貨のことです。縁…

怖い話『そこにあるもの』

小学生の頃、隣町の公園で遊んでいたときのこと。勢いよくブランコをこいでいると、目…

ヤクルトの村上選手はホームランの日本記録を更新するのか

8月28日のDNA戦で、49号ホームランを放ちました。日本記録である60本に、1…

孤独は孤毒である

孤独は孤毒であると、ある人が表現しました。孤独は寿命を縮めるという研究がたく…

新着記事

PAGE TOP