男性キャラ12人がチームを組みラップバトルを繰り広げる”音楽原作ラップバトルプロジェクト”ヒプノシスマイク。
2017年9月に始動し、始動の告知として公開された第一弾MV「ヒプノシスマイク -Division Pap Battle-」がYouTube急上昇ランキング3位にランクインするというスタートを切り、大きな話題を呼んだ。
そして2018年7月18日に発売した「Fling Posse VS 麻天狼」がオリコンのデジタルアルバムランキングで初の1位を獲得。同年11月に発売した「MAD TRIGGER CREW VS 麻天狼」も同ランキングで1位を獲り、シリーズ初のCD&デジタル同時1位という快挙を遂げる。
9月7日と8日には4thライブが開催される他、スマホアプリも配信予定されており、ヒプノシスマイクの勢いは今後も止まらないだろう。
今回はそんな本作の魅力を紹介していこう。
個性豊かな12人
武力による戦争は根絶され、ラップバトルでの領土争いに変わった世界で仲間を見つけ奮闘する12人のラッパー達。
兄弟から絶大な信頼と尊敬を受ける山田一郎、柄は悪いが妹思いの左馬刻、一口酒を呑むと人格が変わる寂雷、愛らしい容姿とは裏腹に謀計をめぐらす乱数など、個性豊か且つそれぞれの目的、思惑、熱情が交差し関係性も実に面白くなっている。
各キャラクターソングもそれぞれに合った曲となっている為、多様なラップを聴く事が出来る。
チーム「Buster Bros!!!(バスターブロス!!!)」
山田一郎(万屋/CV:木村昇)、山田次郎(高校生/CV:石谷春貴)、山田三郎(中学生/CV:天崎滉平)
チーム「MAD TRIGGER CREW(マッドトリガークルー)」
藍棺左馬刻(ヤクザ/CV:浅沼晋太郎)、入間銃兎(警官/CV:駒田航)、毒島メイソン理鶯(元海軍/CV:神尾晋一郎)
チーム「Fling Posse(フリングポッセ)」
飴村乱数(デザイナー/CV:白井悠介)、夢野幻太郎(作家/斎藤壮馬)、有栖川帝統(ギャンブラー/CV:野津山幸宏)
チーム「麻天狼(まてんろう)」
神宮寺寂雷(医者/CV:速水奨)、伊弉冉一二三(ホスト/CV:隆一)、観音坂独歩(会社員/CV:健人)
豪華な作詞作曲家たち
ヒプノシスマイクの一番の見所といえばやはりラップだが、楽曲を担当している作詞作曲家たちも錚々たる顔ぶれだ。
山田一郎役の声優木村昇は好良瓶太郎名義で作詞にも参加し、パンクバンドGEEKSのエンドウ.をはじめ、元Hysteric Blueの楠瀬タクヤ、元NIRGILISの岩田アッチュらで構成される「月蝕會議」が作曲。
また、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾も作詞として参加し、その他にも人気ラッパーKEN THE390、サイプレス上野やHOME MADE家族のKUROも参加するという豪華にして本格的ナンバーとなっているので、女性向け作品に抵抗がある人でも自然と聴く事ができるだろう。
バイブス上がるラップバトル
個性の強いラッパーたちがチームを組み、互いの熱いソウルとリリックをぶつけ合うラップバトルはフロアが熱狂するほどかっこよく、白熱する。
対決する組み合わせ毎にバトルサウンドも変わるので、是非とも全て聴いて実際のライブ会場でバイブスを上げて応援しよう。
文章:ファンキー後藤