コラム

一人の若者が太宰治について思うこと

 

最初の印象

幼いころに刷り込まれた太宰治という作家の印象はネガティブなどのマイナスのイメージでした。そのまま中学生になった筆者は読書をするようになりましたが、太宰治に対して悪いイメージしかなく世間で評価されているのを知っている反面、内心「読むものか」と感じていたのを強く覚えています。

 

印象の変化

それからながい時が立ち、筆者は太宰治の最高傑作ともいわれている人間失格を読んでみようと決心しました。幼いころは太宰治という作家にマイナスのイメージしかなかったのですが、時がたつにつれ、テレビや書籍など情報を取り入れていくうちにどこか惹かれていくのを感じたのです。

 

実際に感じたこと

読んでみて筆者はいくつも心を動かされました。まず太宰治の感じ方や考え方などが、現代を生きる人間にも通用するものだった点にあります。それにこの作家の文章がまったく読みづらさを感じさせるものがなかったのも意外でした。

また同作者の津軽などを読んで思ったことは太宰治という人間はユーモアに富んでおり、それを作品で惜しみなく発揮している点です。ネガティブだけの人間だと思っていた筆者には驚きの発見でした。

この太宰治の生きた時代に作者の作品を読むことができた人はどれだけ幸せだったろうとうらやむほどです。

 

知ってほしいこと

おそらく同じ現代の若者は太宰治と聞いてネガティブとだけで切り捨ててしまう人がいるかもしれません。しかしそれはあまりにもったいないこの作家のユーモアを提供するサービス精神や苦悩に苛まれる姿など世界の見方が変わるといっても過言ではないと筆者は思います。

 

文章:マフユノダリア

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