油は体にとって重要な成分なので、体に良い油を摂取するのが理想的です。
〔油の役割とは?〕
1.脂質は細胞膜などの生体膜をつくる
(約60兆個あると言われる細胞の膜はタンパク質と脂質でできています。)
2.第二のエネルギー源になる
(エネルギー源である糖質が無くなってくると、脂質からエネルギーを補います。)
3.熱の発散を防ぎビタミンDを合成する
(脂質は熱の発散を防いで、体温を保つ働きをしてくれます。)
4.内臓を支え、衝撃から守る
(お腹の周りには骨がないので、内臓を外からの衝撃から守るために、体脂肪はある程度必要です。)
これらの役割を果たす為には、細胞がきちんと働いてくれる必要があります。それには細胞を形成している油の質が大きな影響を及ぼしています。
〔体に良い油とは?〕
【aリノレン酸】
aリノレン酸はオメガ3系の脂肪酸のことです。
【aリノレン酸を多く含む代表的な油】
・亜麻仁(アマニ)油
・しそ油
・えごま油
【aリノレン酸の効果】
・血液をサラサラにする
・血圧を下げる
・脂肪の増加を防ぐ
・アレルギーを予防・緩和させる
・ガンを予防する
【オレイン酸】
オレイン酸はオメガ9系の脂肪酸です。
【オレイン酸を多く含む代表的な油】
・オリーブオイル
【オレイン酸の効果】
・コレステロールの上昇を抑える
・乾燥肌の予防・改善
ここで注意なのは、オレイン酸は酸化しにくいので加熱調理に向いていますが、aリノレン酸は“熱に弱い”という特徴があるので、加熱料理には使わない方がいいです。なので、生のまま野菜にかけたりして使うのが一番です。
文章:十六夜
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