樺沢紫苑著『読んだら忘れない読書術』
前回に引き続き、樺沢氏を知るきっかけになったと思われる最初の本を紹介したいと思います。
はじめに
皆さんは、本を読んでその内容を人に話せるぐらい覚えているでしょうか?
ほとんどの人は、読んでも忘れてしまうという事が多いのではないでしょうか?
そこでこの本の登場です。
内容
「読んだら忘れない本物の読書」をするには、コツが必要だと書かれています。
そのコツを紹介しています。
では、そのコツとはいかなるものか?
キーワードは、「アウトプット」と「スキマ時間」そして、脳内物質をうまくコントロールし効率よく記憶に残す方法などです。
「スキマ時間」について捕捉しますと、一日のスキマ時間を読書に当て、3日なら3日で読み終えるようにと目標設定して頑張るだけで記憶強化物質であるドーパミンが分泌され、漫然と読むより記憶に残ります。
制限時間を決めることで、その時間が迫ったハラハラした状態ではノルアドレナリンが出て記憶に残りやすくなるということだそうです。
また何かの作業をする場合、その集中力は、始めと終わりで特に強くなることが知られていて、心理学では、それぞれ「初頭努力」「終末努力」と呼ばれるようです
そのことを考えると60分のまとまった時間より、15分のスキマ時間4回の方が、4倍の記憶力の高い状態での読書時間になるということです。
もちろん、邪魔が入らないような集中しやすい所であればいいですが、15分のスキマ時間の読書は、60分の連続読書以上の効果があるということなのだそうです。
感想
最初に、なぜ読書が必要なのか、また読書によって得られることが書かれているので、こちらのモチベーションがいやがうえにも高まります。
また、本の選択術や電子書籍読書術や本の買い方やお勧めする本も載っています。
たった1500円+消費税でこれらを手に入れることが出来るので、この本は絶対に買いです。
お薦めです。損はしないです。
文章:シャーペン
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