福祉・医療

利用者一人一人と向きあえるように、定員をしぼる福祉事業所がある

 

 A型作業所、B型作業所、就労移行支援では、利用者の人数を増やせば増やすほど補助金を多くもらえる。それゆえ、人数をかき集めることに意識を向ける事業者は多く、定員上限まで利用者を受け入れる施設が多くを占める。

 

 利用者を集めて補助金集めをしようとする事業所が多い中、定員を絞って支援を行う福祉施設もあるようだ。ホームページのトップ画面には人数を少なくすることで、一人一人に手厚いサポートをできる体制を整えたいと記されていた。

 

 人数を増やせば補助金は増えるものの、一人一人の利用者と接する時間は削られる。手厚いサポートは難しくなり、形式的にどとまるようになる。筆者も定員ギリギリの就労移行支援を利用した経歴を持ち、一人一人に取れる時間の短さに不満をいだいたこともあった。

 

 障碍者施設を選択する際は、利用者のことをどれくらい考えているのかを基準にしたいところ。自分のサポートに手の回らないような事業所ではなく、相談しやすい環境に身を置こう。そうすることによって、就職率を高められるのではなかろうか。

 

*主役は支援者ではなくあなたです。

 

文章:陰と陽

 

関連記事

  1. 障碍者手帳は社会で躓いた障碍者が取得している
  2. きっちりとした教育を行わないと、レベルの低い人間が増えていく
  3. 障碍者施設で長続きする人、すぐにやめてしまう人
  4. 福祉事業所の職員が工賃を着服
  5. 発達障碍は精神障碍2級の要素が強いように思う
  6. 障碍者として生まれたために失ったもの
  7. A型作業所の給料、B型作業所の工賃はどれくらいなのか?
  8. 自分の生き方を貫けるのは才能のある障碍者だけ
PAGE TOP