福祉・医療

障碍者事業所の説明文を読んだ感想

 

  障碍者事業所の事業所紹介に目を通してみた。

 正直な話、どこも似たようなことしか書かれていない。例文をそのままそっくり引用したかのような文章では何を伝えたいのかわからない。利用者へのアピールとしては物足りないと思えてしまう。

 書類選考にたとえるなら送付状にだけ力を入れて、肝心の履歴書、職務経歴書をおろそかにしているような感じ。反対にしなければ、採用担当者の意欲をそそらない。

 障碍者の知りたい情報が記されていないのは致命的といえる。障碍者(利用者)として真っ先に知りたいのは、

(1)どのようなサービス形態なのか

(2)どのような作業を行うのか

(3)利用すればどのようなスキルを身に着けられるのか

(4)どのような利用者を対象にしているのか

(5)利用者の就労実績

(6)他の事業所では行っていないサービス

(7)利用者が困ったときの対応などの情報。密度の濃い内容を100~200文字で収めている内容であれば非常にイメージしやすい。事業所の理念については、そこまで重要ではない気がする。居心地がよくとも、就労に繋がらない事業所なら時間を無駄にするだけである。

 

(3)、(5)、(6)を重点に置いていないとうことは、利用者を大切にしていないのと同じだ。

 利用者のことを考えているのなら、どのような活躍をしたのかを記してほしいと思う。当事者としてはそれを切に願う。

 

文章:陰と陽

 

 

 

関連記事

  1. 能力を重視する社会【障碍編】
  2. 空気を読むのと他人の感情を理解するのは別問題【障碍者編】
  3. カード式の障碍者手帳もある
  4. 新型コロナウイルス感染症はまだ終わってないですね
  5. 障碍の診断を受け入れる勇気をもとう
  6. 利用者と支援者の距離感【障碍者編】
  7. 障碍者は常に理不尽を強いられる
  8. 利用者に暴力をふるう前に介護職をやめるべき
PAGE TOP