コラム

プロにはお金を払おう

「東京」とは、そもそも「京都の東」と言う意味です。

じゃあ、「西東京市」って、どういう意味なんだよコラァ!(挨拶)

と、いうわけで、フジカワです。

僕は昔の一時期、東京に住んでいたことがあります。

しかし、アレって要するに、地方民特有の「東京コンプレックス」だったのだなあ、と、少し苦々しく思い出す今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回の記事は、「払うべきところには、ね?」とかいった話です。

個人的ケース

さて。極めて個人的な話ですが、僕は今、定期的に、骨盤整骨院へ通っています。

そりゃあもう、「えー!?」という程に、人として軸がぶれている。

要するに、骨盤が歪んでいる。

その他、いわゆる「巻き肩」や、ストレートネックなど、ひどいガタが来ていたんですね。

半年以上地道に通って、今はかなり改善されてきましたが、これもひとえに、整骨院の先生のおかげです。

ただし、筋肉を緩めるのには保険が効いても、骨盤矯正は、自費です。

回数券を買っているのですが、はっきり言って、かなりお高い。

そうは言えども、医者に対する評価ではないのですが、値打ちはあると思っています。

整体に関する動画

そんなものも、YouTubeにはゴロゴロあります。

「1万円の整体よりも、1分のこの運動!」

だいたいの謳い文句は、こんな感じです。

なるほど、確かにそういうエクササイズも、一定程度は有効ではあろう。

しかし、僕みたいにメタクソ骨盤が傾いてたりする患者には、効きません。

そもそも、骨盤矯正なんか、一人でできませんしね。

ケチ臭い

そうなんですよね。

なーんか、今のご時世、みんな「プロをないがしろにしている」ように見えるんですよ。

餅は餅屋、と申します。

他方、素人仕事は、どこまで行っても、プロには及ばない。

R-18な分野でも、そういうパターンをよく見ます。

(もちろん、ここでは具体例を挙げませんのでご安心あれ)

いや、確かに、みんな揃ってお金がないのは分かっています。

削れる所は削りたいだろう。

しかし、過ぎたるは及ばざるがごとし。

「払ってしかるべき対価」まで、ケチってないか?

ただより高い物はない?

「○○が無料」

昨今、特に娯楽関係で顕著です。

いえ、僕自身、それにケチをつけるつもりはないのですよ。

なんせ、既にビジネスモデルとして成立しているんですから。

ただ、消費者は、知らないうちに色々提供している。

無自覚に代償(これもキツい言い方ですが)を支払っている。

無料であるのには、必ずわけがある。

逆に、無条件で無料というものは、ありえない。

なのに、「無条件で無料にしろ!」と、消費者は言う。

……虫のいい話もあったもんです。

「フリーミアム」の時代

なんでもかんでも、「一見」無料(フリー)。

ただし、プレミアム(割増)料金を払えば、枷はなくなる。

100%でなくとも、5%の課金ユーザーがいれば、ビジネスは成立する。

「フリー」と「プレミアム」を合体させて、「フリーミアム」と言うそうです。

あ、出典はこちらの記事。

「フリーミアムとは」

https://www.kaonavi.jp/dictionary/freemium/

結局、快適なサービスを受けたければ、お金が必要なんですよ。

無料にこだわる大多数の消費者は、見えない、無自覚の対価を支払っている。

その善し悪しは、誰にも断じられません。

労働には対価を払いたい

なんでもかんでも、無条件の無料でしかるべき。

そんな考えが愚かであることは、明らかです。

要するに、他者へのリスペクト。

それのない人間は、深く考えるまでもなく、甘えており、傲慢です。

しかし、その手合いの考えを持つ人が、割といるんじゃ? という肌感覚。

僕は、少なくとも娯楽にはお金を使います。

(とは言え、YouTubeに課金しようとは思わないのですが)

「お行儀の悪い」ユーザーが、一定数いる事実もあります。

その手合いに、何をどれだけ言おうが無駄です。

対策も、イタチごっこが終わることはないでしょう。

そういう「無礼な輩」が、多数派になるような未来。

僕としては、そんなものだけは、絶対に来て欲しくないと思います。

 

んじゃまた。

 

文章:フジカワ

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