コラム

ビートたけしとは縁なさそう

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脚本とビジュアル、どっちを重視する?

洋画を見た後に邦画を見ると、何か違和感を感じることがある。その違和感とは何か。

洋画はそうでもないが、邦画は美人ばかりだということだ。これはドラマにも通じる。

確かにアメリカの刑事ドラマを見ていると、そんな露出度高めでスタイル抜群の捜査官おるか?と言いたくなる時もあるが、それは一部だけで、主要人物はそんなに美人揃いではない。

だが、そのドラマはすごい人気で何年も続いていたりする。それは何故か、脚本が面白いからだ。

因みに主に何を例としているかというと、『クリミナルマインド』や『NCIS〜ネイビー犯罪捜査官』、『911』、『CSI〜科学捜査班』だ。

確かにこの中にも美人は出てくる。だが、途中でいなくなったりするし、多分全員がカオナシに変わっても楽しんで見れると思う。

それに比べると邦画、ドラマの広告を見ると、センターにいるのはイケメンや美女。そんなに脚本に自信がないのかと疑問を抱いてしまう。

時代劇でも皆美人だ。これはただの想像だが、昔の人は三十路でもすごい貫禄があったはずだから、ツヤツヤで若々しい俳優がやると、いや、本物はもっと老け込んでいたはずと思ってしまう。

アニメや漫画でも歴史人物なども美化し過ぎているが、そうじゃないキャラを実写版で美化するのはどうだろう。

例えば、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉を香取慎吾が演じるとか。両さんは眉毛の繋がったおっさんだ。

『銀魂』の銀さんも、三次元ではカッコいいとされているが、銀さん達の世界では平凡な顔立ちだ。

『累』も設定フル無視だった。『ドラゴンボール』にいたっては、原作者からこてんぱんにされたそうではないか。

原作者の言うことは聞いた方がいい

原作者から嫌われている映画の代名詞といえば、『シャイニング』だろう。何故そこまで嫌われているのか気になり、原作を読んでみたが、あれは嫌いになるなと納得した。

主人公は最初から頭おかしくなってるし、キーパーソン的な人も秒で殺されてるし、ホテルのことも全然描かれていない。読んで驚愕した程だ。全然違うじゃん!と。

同様に『時計じかけのオレンジ』も原作者に嫌われているらしいが、これも『シャイニング』と同じ、スタンリー・キューブリックが監督した映画なのだ。

これは映画も見たことないし、原作も知らないが、ネットでの情報が本当なら、納得できる理由だった。

スタンリー・キューブリックはパンクな性格なのか。『ドラゴンボール』の脚本家は「金に釣られた」

みたいなことを言って反省していたそうだが、本当かな?

そういえばこの前初めて『アリエル』のCMを見た。

「吹き替えで見るかはあなた次第!」

とか言っていたが、アリエルのイメージをぶっ壊してでも歌声を優先したのだから、そこは意地でも英語版を勧めておけよ、と思ったのは筆者だけだろうか。

なので、また言わせてもらうが、やはり実写化なんてしない方がいいのだ。

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『one-piece』の広告も見たが、ルフィが田中真弓じゃないだけでもうダメだった。きっと件の『ドラゴンボール』も、野沢雅子じゃないとおめぇ、誰だとこっちが悟空化するのだろうな。

まとめきれてる?

話を最初に戻すが、筆者は時々美人って損していると思うことがある。美人の条件とはなんだろうか?

ぱっちりと大きな目と鼻筋が通り、大きくも小さくもない艶やかな唇、絹糸のように輝いている髪の毛、肌は色など関係なく滑らか。

基本はこの条件ではないだろうか。ちょっと嗜好の違う人は別として、大体これだ。なので、こっちは顔の区別がつかない。皆同じ顔に見える(メイクの流行りが拍車をかけている)。

聞いたことはないだろうか。美人の似顔絵は難しいと。条件が同じなので、描きにくいのだ。それなら、ブスの方が顔を覚えやすいし、似顔絵も描きやすい。

一度ペンを取って、誰かイケメンを描いた後、ダウンタウンの浜ちゃんを描いてみよう。描きやすさと似顔絵の完成度がまるで違うと思うぞ。

って、これ、話戻れてないな。脱線してひっくり返ったままだ。

 

文章:ぴえろ

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