僕だって、いつもハイテンションじゃないことは、声を大にして申し上げたいです(挨拶)。
と、いうわけで、フジカワです。
僕は2型糖尿病でもあるんですが、そのせいか、出勤のために家を出る寸前にトイレに行きたくなることはまだ良しとしても、乗り継ぎのバス停へ向かう際ももよおしてしまって、大変困る今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の記事は、「噂のChatGPTを使ってみた!」などといった話です。
個人的な前提
さて。まず、なぜ僕が、ChatGPTに、今まで興味は持っていても、試してみなかったか?
それは割と単純で、「必要性がなかったから」です。
特段、AIの力を借りたいシーンにはなかった。それだけの話。
ただ、少し困る状況になってしまいました。
何がか? 「家でやることがない」んですよ。
以前も触れたかとは思うんですが、僕は、「ものを書く」以外、何にもできません。
と、申しますか、そもそも、それ以外のことに興味がまるでない。
よって、職場でも家でも、ひたすら書いているわけですが……これも以前触れたとおり、先日、約二年にわたって取りかかっていた、プライベートな原稿に、区切りが着きました。
燃え尽きますよ、そりゃあ。二年ですよ? その間、一万不乱、もとい、一心不乱にやってきたことが、もうやらなくていいことになった。
いや、確かに、「次に書くべき(あるいは書きたい)こと、もの」というのは、僕の中では山積みです
ただ、そうそう矢継ぎ早にもできない。それぐらい、疲れていると思って頂ければ。
これが前提です。
ヒントが欲しい
優先順位的には少し前後するんですが、僕には、「タイトルと一行のあらすじだけ作って、そのまま」というネタがあります。
ぼんやぁーーーりと具体案を考えてはみるものの、どーにも浮かばない。
そこで、最近噂の、ChatGPTを使ってみようと思いました。
いっちょ、あらすじだけでも作らせてみるか? という腹づもりで。
提供元のサイトにサインアップし、いざ、入力画面が現れました。
はて、どうやって質問すべきか? 「ラノベのあらすじ」だけでは、曖昧すぎる。
そこで、入力の文字数制限もないことですし、ある程度具体的な質問をしてみることに。
この辺、質問(利用)者の、語彙力が試されると思いました。
さあ、どうなる? ちょっとドキドキしつつ、生成される答えを見ていたんですが……こちらの予想を遥かに超えて、自然な回答が。
いや、驚いた! が?
こっちも、あらすじレベルしか求めてないんですけど、ある意味で「模範解答」が示されました。
「スゲエ!」と思った後で、「んー?」と思い直しました。
なぜか? 「模範解答」であるがゆえに、「当たり障りがない」んですよ。
もっと言えば、凡庸。斬新さがない。
それはそうでしょう。いかにAIが参照しているデータベースの蓄積が膨大であれ、「既存のもの」を元にしているんです。
つまりは、何をどうしようが、「どこかで見たことがある」ものにしかならない。
とか、難癖は付けましたが、「模範解答」であるがゆえに、逆を考えれば、「最低限抑えるべきポイント」は示してくれているように思えました。
料理で言えば……
ChatGPTが出してくれるのは、「素材に、簡単な下味を付けた」状態でしょう。
本格的な味付けと、調理は、書き手の仕事です。
ただし、「とっかかり」には、十分なるな、という感触。
今の僕みたいに、頭が「まっちろ☆」な状態にあって、凡庸なアイデアさえ浮かばない! なんて時は、使えるかな? と思いました。
大丈夫、作家の仕事はなくならない。
まとめ
ってことで、まとめます。
「ナントカとハサミは使いよう」とも申します。
ChatGPTを始めとした生成系AIも、「任せっきりにして、楽をしよう」とすると、期待通りには行かないでしょう。
確かに、著作権フリーのイラストや写真の素材が欲しい、という時は、任せきってもいいでしょうが、文章となると、「無個性な模範解答」であるがゆえに、そのまま使うと問題です。
あくまでも「やるのは自分」で、その「補助ツール」、あるいは「アシスタント」として使えば、これほど心強いものも、そうはないと思います。
こんなゴイスーなツールが、基本無料で使える(有料プランもありますが)んですから、えらい時代になったもんです。
依存しすぎが悪いのは、何だって同じ。
「程よく、便利に」使うのが、恐らくベストかと。
んじゃまた。
文章:フジカワ