コラム

「年寄り」は免罪符か?

別に、日清からお金を貰ってる訳じゃあないのですが、「カレーメシ」のシリーズは、味は元より、手軽さや携帯性の良さ等々が、かなり強まってると思いますよ?(挨拶)

と、いうわけで、フジカワです。

その昔「お腹が空いたらスニッカーズ!」という、チョコバーのテレビCMがありました(古い!)が、腹が減ったなら素直にメシを食った方がよくないか? と思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回の記事は、「『年寄り笑うな、行く道だ』とは言え……」とかいった話です。

前提条件。

さて。僕は、職場までバスで通ってます。

地方のバスの悲哀で、運行本数からして、ものっそい少ない。具体的には、一時間に一本。

いや、「職場の最寄りとターミナル駅を結ぶ系統」がそうなだけで、駅から家の最寄りに向かう便は、だいたい十五~二十分に一本あるんですが。

しかも、その「職場からターミナル駅」までのバスが、もうお約束の如く遅延する。五分遅れなんざザラっつうか、デフォです。

が、しかし。たまーーーーーに、ほんの一分遅れほどで来てくれる場合もあります。

その場合、乗り継ぎがスムーズに行くので、帰宅時間も十五分ほど早くなるんですよね。

いや、通勤で何が一番辛いかって、「バスを待つ時間」だけですよ。

暇つぶしの手段はあれこれ持ってますが、サクサク行き帰りしたいのに、いたずらに待つのは、結構なストレスだったりします。

運がよかった、ある日。

先日のことです。運良く、職場からターミナル駅へのバスが、ほんの一分遅れで来てくれました。

やったぜ! と思いつつ、バスを乗り継ぎました。

が、しかし。その、乗り継いだ先のバスで、ちょっとしたトラブルが。

僕が使うバスは、料金が前払いです。

一人のお婆さんが、それを知らず、運転手さんに呼び止められていました。

「(財布を)探すから」と言いつつ、荷物をゴソゴソと探るお婆さん。

ただ、その時間がやたら長い。めっさ長い。当然、バスは発車できません。

とうとう運転手さんも、「降りて次のバスに乗ってください」と言いました。

しかし、お婆さんは、「探すから」と再度言って、まだ荷物をゴソゴソやってる。

再度運転手さんが「降りてください」と言っても、降りない。

「発車時刻を大幅に過ぎておりますが……」と、アナウンスが入りました。

お婆さんは、まだゴソゴソやっている。

二回目のお詫びアナウンス。お婆さんは、まだまだゴソゴソ。

……さすがの僕も、「イラッ☆」とし始めた頃、ようやくお婆さんは、精算を済ませ、バスは、五分以上遅れて発車しました。

「年寄りだから」、だと?

帰宅後、少なからぬ憤りを持って、八十四歳の親にそのことを話しました。

ただ、親の言い分は、はなはだ納得ができないものでした。

曰く、「年寄りはそんなものだ」とのこと。

要するに「年寄りに、目くじらを立てるな」という事らしいですが、ちょっと待った。

「人の話を聞かないで、周囲に迷惑をかける」ことが、「年寄りだから」という「だけの」理由で許されるのか?

じゃあ、極論、「年寄りは、社会的規範もマナーも無視して、自分の思うまま、好き勝手に振る舞っていい」のか?

……そりゃあ違うでしょう。歳を取ることは、特権を得ることではないです。

いえ、別に僕も、「年寄りは縮こまって生きろ!」なんてぇ言うつもりは微塵もありませんけどね?

それでなくとも、「傍若無人でややこしい老人達」というのが、最近は多いように思えます。構って欲しさに、万引きに手を染める老人もいるぐらいですし。

つうか、その手の万引き老人って、「ものを盗むのは犯罪です」という認識がないんでしょうか? いや、法を犯してまで埋めたい孤独、ってのも、ある程度は、分かると言えば分かりますが。

まとめ

ってことで、まとめます。

なるほど、「年寄り笑うな、行く道だ」とも、「亀の甲より年の功」とも申します。

が、しかし。「周囲に迷惑をかけるべきではない」という、「最低限の社会的マナー」は、いくつになろうとも、生きている限りついて回ります。

敬老精神をうんぬん述べるより先に、年長者には、範を垂れてほしいものです。

そんなもん、一朝一夕に改善はできないと、書きながら思う、昨今。うーん?

んじゃまた。

 

文章:フジカワ

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