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犯罪を未然に防ぐのが防犯
最近興味深い記事を読んだ。
それは日本で子どもの防犯に関して、要人警護なんかをしている人が書いたものだった。本当に要人警護だったかは自信ないが。
だが、本当に面白かったので、著者が覚えている範囲で紹介していこう。
防犯ブザーは特に意味がない
小学校に入ると渡される防犯ブザー、これは意味がないそうだ。
ふざけて鳴らす子もいれば、うっかり鳴らしてしまう子もいるから、大人も相手にしない的な。
確かに自分の小学生時代を思い出すと、うっかり鳴らしてしまい、その音の大きさから焦った覚えがある。
それに最近の殆どの大人はイヤホンなどをして聞こえていないことが多い。
ヘッドホンなら聞こえるかもしれないが、それでも音漏れする程の大きさだと、音楽は聞こえても子どもたちの助けを求める音は聞こえない。
それにこれは運頼みだ。鳴らして誰か来てくれるかどうかの賭け。だがその多くは、先に述べたように相手にされない、イヤホンで聞こえないなどで賭けには負けてしまう。
イカよりタコが好き

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曰く、日本は防犯ではなく、事後処理にばかり長けているそうだ。
小学校で教わる「いかのおすし」。これは事後のことで、防犯にはなっていないと。
「いかのおすし」
・いか 知らない人にはついて”いか”ない
・の 知らない人の車に”の”らない
・お 危険を感じたら”お”おごえをだす
・す ”す”ぐにげる
・し 家の人に”し”らせる
気付いただろうか。これ、もう犯罪者に会ってんじゃん!防犯じゃないよね、これ。だって、目の前に罪人いるもの。
ついていくも何も、無理強いされたら子どもは大人の力には敵わないから、ついて行きたくなくても結果的について行くことになる。
乗るも同様だ。これも無理強いされると、乗りたくなくても乗ってしまう。
大声もブザーみたいなもので、運だ。それに口を塞がれるかもしれない。
逃げるも大人が余程遅くないと逃げ切れない。
もしくはこっちがボルト並みの脚力を持っていないと無理だ。それに、相手が複数いる可能性もある。
知らせるなんて、上を奇跡的にクリア出来た子どもにしかできない。
これでは子ども拉致や殺人事件などを減らせない。逆に増えるのにも頷ける。
これで生き残れるかもしれない
「いや、自分は護身術とか格闘技習ってるから大丈夫」
とか言っても無駄だ。世界チャンピオンとかになっていたとしても、それらは実践拳法ではない(何よりも子供だ)。
もしくは、死と隣り合わせのガチバトルで足が動かなくなるかもしれない。
それなら、何も習ってないが人の急所を網羅し、躊躇いもなくそこを攻めるデンジのような子や、何もされてないけど殺るがモットーの子の方が生き残れそうだ。
だが、平和ボケした日本ではそんな子、UMAも同然だ。
てか、そんな力があっても生き残れる可能性は果てしなく0だ。あと、普通の人にはどうしても良心というのもあるしな。
一方で世界一治安の悪い国、南米などでは子どもにはこう教えているそうだ。
「下を向いて歩け」
前を向いて歩くと、犯罪者に顔を見られたと犯罪に巻き込まれることがあるので、何も見ないように下を向いて歩くよう教えている。
日本では下を向いて歩くと陰鬱な印象を与えてしまうが、背に腹は代えられない。
坂本九の歌は忘れて、子どもたちには下を向いて歩こうと教えよう(上は上で顔見てないからいいのかもしれない)。
以上。面白かった記事を覚えている範囲で紹介した。
平和なのは良いことだが、国内での犯罪はまだ存在している。
防犯ブザー与えておけば安心、護身術習っていれば大丈夫。この考えを消さないと犯罪は減らないのかもしれない。
文章:ぴえろ