コラム

招かれざる客、ていうか主に虫

出典:いらすとや. All Rights Reserved.

 

最近兄が家を建てると言っていた。
…家を建てる?
ということは、今まで以上に兄の大っ嫌いな虫が侵入してくることだろう。今までがどうだったのかは知らんけど。
嫌われ者の代名詞、 御器かぶりことゴキブリやカツオブシムシ、紙魚にハエトリグモは勿論だが、それに加えて日本最大の蜘蛛、アシダカグモやゲジゲジ、etc.そして爬虫類代表ヤモリ、哺乳類代表ネズミ。

 

虫の成敗ちょい待ち

兄はユカタンビワハゴロモにも目を背けるような人物だ。そんなのでこの侵入者に太刀打ちできるとは到底思えない。だが、私が言いたいのは、そんなことではない。
同じく虫嫌いの父にこんな質問をしたことがある。
ゴキブリが30匹以上いる部屋に入るのと、アシダカグモが二匹いる部屋に入るの、どっちがいいと。
答えはどっちも嫌だった。父曰く、虫は皆平等に嫌っているらしい(平等の使い方が違う気がする)。
何故こんな質問をしたのかというと、アシダカグモの主食はゴキブリ。家にこの蜘蛛を二匹入れると半年か一年以内にゴキブリは殲滅され、食い物がなくなると本人たちも勝手に出ていくそうだ。
なんと有難いことだろうか。触ることは勿論、見るのも嫌なあの生物を、勝手に退治してくれるのだから、こんなに親切な生物、重宝して当たり前だと私は思う。だが、そんな有難いアシダカグモは不快害虫になっており、結局は追い出されるのだった。因みにゲジゲジもゴキブリを食べてくれると耳にしたことがある。だが、末路は同じだ。
まあ、ぶっちゃけあらゆる生物の死骸が苦手な私は、この不完全変態の生物たちの殻にいちいち怯えることになるだろうが。

 

生き物を触ったら手を洗いましょう

出典:いらすとや. All Rights Reserved.

虫はここまでにしておいて、次はネズミだ。ご存知ネズミは何らかの菌を媒介していることがあるので軽い気持ちで触れてはいけない。
中にはトキソプラズマという寄生虫の宿主もいる。トキソプラズマに寄生されたネズミは恐怖心が薄らぎ、わざわざ退治、もしくは食われに天敵の前に現れるのだ。この寄生虫の終宿主は猫だが、人などのほぼ全ての哺乳類に寄生する。寄生されると同じように恐怖心が薄らぎ、他はわからないが人は交通事故に合い安くなるそうだ。
怖いのはそれだけではない。免疫の低い人がこの寄生虫に寄生されると、脳脊髄炎やリンパ節炎などを起こし、妊娠初期の女性が寄生されると、流産、死産、早産、眼や脳に異常をもった赤ちゃんが産まれることがあるそうだ。
だが、ちゃんと予防方法も存在する。
トキソプラズマは本当にどこにでもいる。寄生された生き物の舐めた水、排泄物があった場所は避け、生ものはしっかり洗い火を通して食べる。使った食器はきちんと洗うだ。
免疫の低い人や妊娠中の人達は、外で生き物を見つけてもしばらくは我慢するなどの心掛けが大切だ。
(出典:『眠れなくなるほどキモい生き物』大谷智通作)
なので、生物を触った後は必ず手を洗おう、って趣旨変わっちゃってるよ。
色々言ったがそもそも虫が一匹もいない家なんてありえない。虫がいないということはそれだけ清潔にしていることで、住んでいる人の免疫は弱いことだと推察される。コロナの心配もあるので、免疫力向上の為に少しの虫とは仲良くしてもいいかもしれない。清潔も程々に。

P.S.
アシダカグモもゲジゲジも足がすごく速いらしい。両方とも足が長いのが特徴的。
陸上世界最速の虫、ハンミョウも足が長いから、人間も足が長いと速く走れるのかもしれない。

文章:ぴえろ

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