京阪電車には、2種類の特急専用車があります。今回はそれについて簡単に説明していきます。
8000系車両(エレガント・サルーン)
特急専用として製造された電車です。内装は一般車よりも豪華で、ダブルデッカー車(2階建て)もあります。
送り込み運用、間合い運用として、快速急行以下に使用されていました。2018年9月のダイヤ改正後は、特急以外の運用はなくなりました。
快速特急、特急で走らせるときは、特急のシンボルである鳩マークを掲示します。(ライナーのときは無表示)
3000系車両(コンフォート・サルーン)
中之島線の快速急行用として開発された経緯もあって、内装は8000系より簡素となっています。
中之島線が不振だったこともあって、2011年のダイヤ改正で特急車として用いられるようになります。
2016年のダイヤ改正で、特急以外の運用はほとんどなくなりました。2017年の9月には、特急の鳩マークをディスプレイで表示するようになるなど、特急色を前面に打ち出します。快速特急使用時はディスプレイに洛々が表示され、8000系とは異なっています。
2021年のプレミアムカー連結に伴い、快速特急、特急以外における運用は消滅しました。(ライナー運用はない)
まとめ
8000系は特急専用車を想定していたのに対し、3000系は快速急行用として製造されました。その二つの車両が、プレミアムカーを連結して走るのは想像していませんでした。
ライナーを8000系のみとしているのは、3000系では全席有料は厳しいと考えているからかもしれません。特急専用車は2種類になっても、京阪のシンボルは8000系列車であることに変わりはありません。
文章:陰と陽
画像提供元 https://foter.com/f6/photo/33229091615/e473b3165b/