JR静岡駅を中心にして、北から北東にある「静岡の観光名所」を紹介していこうと思います。静岡駅の北東にある、駅前ターミナルのすぐ前に、5街道の1つ「東海道(国道1号線)」があります。歴史ある街道ですが、現役の国道なので観光名所とは言い難いかもしれませんが、JR静岡駅前が静岡県の中心地の1つと言うことがよくわかります。
静岡駅前の東海道を横断すると、複合商業施設「葵タワー」が建っていて、3階に「静岡市美術館」があります。収蔵品を持たないので常設展はなく、企画展だけの美術館で、白を基調とした綺麗な内装の美術館です。静岡駅から地下道があるので、雨の日でも濡れずに5分程で行くことが出来ます。
静岡駅前を北東に県道27号線沿いの「御幸通り」を進んで行くと、駿府城跡の外堀が右手に見えます。駿府城跡の外堀と内堀の間に、県庁を始めとした官庁街があります。内堀の中に駿府城公園があり、静岡おでんの店「おでんやおばちゃん駿府城公園店」と日本庭園が眺められる茶室があり、立礼席では和菓子付きの緑茶が楽しめ無料のほうじ茶も飲めます。
御幸通りを進み、駿府城跡を通り抜けて直ぐのところで、右手に鳥居の有る道が見えてきます。それが「浅間通り」で、静岡浅間神社に続く参道です。静岡おでんの有名店「おがわ」があります。昭和風でレトロな雰囲気の店で朝10時から開店していて、昼からおでんをつまみにお酒が飲めます。おでんの他に自家製シロップのかき氷や赤飯等が美味しい。おでんは持ち帰りや地方発送が出来ます。水曜日は定休日です。
御幸通り近辺には「ブックスランド馬場町店」と「あべの古書店」と言う品揃えが良くて、掘り出し物が見つかる古書店があります。御幸通りには他に飲食店、土産物屋、骨とう品屋等があって結構暇が潰せます。
駿府城跡の北にある三之丸草深門跡を出て「城北通り」を歩いていくと、「長谷通り」と交差したところの右手すぐに静岡おでんと、竈焼き芋の店「大やきいも」があります。この店は100年以上続く老舗のおでんと焼き芋の店です。おでんが美味しいのは当然ですが、薪を使った竈に釜を置いて作る焼き芋も名物で、今時、他所ではちょっと見られない逸品です。かき氷は夏、焼き芋は秋の季節販売、朝10時から開店で月曜日と第2火曜日が定休日です。
城北通りと長谷通りの交差点から長谷通りを西に220メートル程行くと、駄菓子屋の「ふくよし菓子店」があります。品揃えは約800種類と駄菓子問屋並みですが、駄菓子1個から買える小売店で店の中狭しと陳列された駄菓子と、20世紀のアイドルポスターは圧巻でこの様な駄菓子屋は今時とても珍しいです。昼12時開店の水曜日定休です。
静岡の居酒屋や飲み屋系のおでん屋さんに行くと、「ナガラミ(ダンベイキサゴ)」と言うベーゴマのような形をした「マキガイの塩茹で」や「しょう油煮」がメニューにありますが、とても美味しくて珍しい物なので、ぜひ食べてみることをおすすめします。
イルカ料理も郷土料理としてメニューに載っています。世間一般ではクセが強いと言われていますが、そのようなことはなく、脂肪が少なく肉の歯ざわりが楽しめます。興味が有ったら食べてみることもいいでしょう。
文章:北山南河
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