京阪電鉄が2017年8月20日に、有料座席となるプレミアムカー(ライナーを含む)をスタートさせました。着席率は好評で、最高収益を上げたようです。
京阪の好評だった流れに乗り遅れないために、JR西日本においても新快速に有料座席を組み込んだAシートを設けることとなりました。(2019年3月16日運用開始)
有料座席となる京阪のプレミアムカー、JRのAシートの違いを上げていきます。
1日における本数の違い
京阪では終日の運転なのに対し、JRは1日で京都方面行、姫路方面行を合計しても4本にとどまります。
京阪が2020年1月に3000系プレミアムカーをデビューさせれば、ほとんどの特急列車でプレミアムカー連結となります。有料座席で勝負する姿勢を前面に打ち出しています。(8000系に2両目のプレミアムカーを組み込む案もある)
・京阪は特急車両全部にプレミアムカーを組み込むのに対し、JRのAシートは新快速用列車の一部をAシート用に改造していると思われます。
京阪は前売り(インターネットなどにも対応)、JR西日本は着席後にプレミアム代金を払う。
京阪電鉄では乗車前にプレミアムカーの代金を払うのに対し、JRでは着席後に追加料金を支払います。
JRはキャンセルなどの対応をなくすために、このような方法を取ったのだと思われます。(手続きの簡略化)
京阪は確実に座れるのに対し、JRは満席になっていることもある
京阪では予約制なので確実に座れます。JRは当日に空席のあった場合のみ乗車可能となっているために予約できません。
予約制を設けなかったのは、空いている場合は好きなところに座ってほしい思いがあったからなのかもしれません。(バスの予約みたいに座席指定にしたくなかった)事務手続きの簡略んかなども考えられます。
京阪は距離によって値段は異なるのに対し、JRでは500円で固定
京阪では距離によって400円、500円の2種類あるけれど、JRでは距離に関係なく500円で固定されています。
一般客への認知度
京阪のプレミアムカーは多くの人に知れ渡っているけど、JRのAシートは知らない(忘れた)という人もいるのではないでしょうか。(新快速停車駅にもかかわらず、存在は消えてしまっていた。一日の走行数も少ないことから、どうなっているのかみたこともない)
*JRのAシートはこれから拡大していくのか、現状維持のままでやっていくのか注目です。
文章:陰と陽