時事問題

高等教育無償化は進学の役に立つか?

 

 結論から書くとほとんど役に立たない。

 日本では『初等教育』や『中等教育』がほぼ崩壊しているからだ。初・中等教育が崩壊しているのに『高等教育』を無償にしても効果はない。

 

本当に無償になるのか

 『高等教育無償化』と云うが、その制度を利用するには住民税非課税世帯など所得制限があり、『入学金』、『授業料』、『学校推奨PC』、『教材』、その他、教育費を無償に出来るのは、国立大学で自宅から大学に通い、教材代が高価ではない学部の学生位しかいない。極少数の人間にしか当てはまらない無償化は無償化とは言えない。

 

初・中等教育の崩壊

 教師が、「学校はブラックな職場で大変だ、モンスターペアレントに責められて辛い」、「いじめ問題の対処なんか出来ない」と云っているが、いじめ問題の対処が出来ないということは、学級が出来ないということで、学級運営が出来ないということは授業が出来ないということだ。

 

事実、1年で終わるはずの教科の教科書が多教科に渡って終わらず。英語の教師は英語の読み書き会話が出来ない。国公立学校の受験は、教科書に載っていることからしか出題しないと謳っているが、習ってないことは出来ない、結果的に塾に行かざるを得ない。

 

 学校をブラックな職場にしたのも教師自身だと思う。1970年代後半の校内暴力には過剰な校則と体罰を、部活を生徒指導と管理の場にして勝利至上主義の場所にした。意味のない仕事を増やし続けたのは教師の自己責任だ。

 

1990年代終わりから出て来たモンスターペアレント問題も、教育現場の問題が起きても誰も責任をとらず、再発防止策を講じないことが原因だ。

 

例えば体育祭の騎馬戦、棒倒し、特に組み体操は死亡者や障害者を多数出しているのに、困難なことをみんなで克服した感動が尊いと言って強行する。

 

子供が死んでいるのに強行する。しかしながら責任は取らないし止めない。当然、親はモンスターペアレントになると言うか、当たり前のことをしてモンスター呼ばわりは教師の驕りの表れだ。

 

 教師になりたいと思い、実際教師なる人間は学校が楽しかったと思っている人間が大多数だ。校内暴力・過剰な校則・いじめ問題・管理教育・受験戦争・ブラック部活等々。このような事が40年以上続いているのに「学校が楽しい、楽しかった」と思う人間は現実認識がおかしい。

 

 学校内では教師が犯罪をしても、学校自治の名のもとに無かったことにされる。例え殺人でも事故で処理される。そのうえ教師の性犯罪率は一般に比べて極めて高い。そして外部の目が届かない学校内の教師と生徒と言う力関係での性犯罪はまず表ざたにならない。

 

 懲戒免職になった教師も教壇にまた立てる、今現在も立っている。神戸市立小学校の同僚教師いじめと云うか、暴行事件も加害者達は不起訴になった。

 

学校は無法地帯で犯罪の温床で危険なのに未成年の生徒は誰も守ってくれない所に通わなくてはいけない。

 

高等教育無償化で利益を得るのは

 利益を得るのは大学や専門学校の経営陣。少子化で学生集めに狂奔している経営陣は中身の伴わない高等教育無償化と云う言葉で大学や専門学校に進学しようとする貧困層の増加を喜んでいるだろう。

 

高等教育無償化で進学者が増えれば初・中等教育が崩壊し、進学塾に通えない貧困層の中退は増えるだろう、学力は金の有る無しに比例するのだから。

 

貧困層が金銭的、学力的理由で中退したとしても、それまでの学費と入学金は手に入るのだから学校経営的には大した問題にはならない。大学や専門学校の中退率を気にする人間はあまりいない。

 

 大学等の高等教育機関の経営の安定化で、天下り先が確保できるキャリア官僚も利益を得られるだろう。

 

最後に

 高等教育無償化が役に立つ家庭、進学希望者は金銭的に貧しい以外は満たされている幸せな家庭、人に限られる。その様な家庭の人達は高等教育無償化が無くても進学できるだろう。

 

 以上、「高等教育無償化」は、税金の無駄で意味がないことを示した。

 

文章:北山南河

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