福祉・医療

支援者(健常者)は利用者(障碍者)に無理を強いることが多い

 

  A型作業所、B型作業所、就労移行支援といった就職を目指す施設においては、支援者が障碍者の心身を守れていないことが少なくない。どうしてそのようになるのかを下記に挙げる。

 

(1)利用者は支援者のレベルついていけない

 支援者にとっては当たり前であっても、利用者にとってはハードルが高いことが頻繁に起こりうる。そんな日々を繰り返していくうちに体調、メンタルを壊してしまう。

 知的障碍者に一般レベルを求めるのは、立派な虐待になりうる。障碍者がもっと声を上げることで、支援者の暴走を食い止めていかなければならない。

 

(2)支援者が他者の気持ちを理解する能力がゼロ

 入院、体調不良で休みがちになってから対応しても遅い。そうならないようにするのが仕事とするならば、義務を果たせていないことになる。

 利用者の中にはいいところを見せようとして、体調を壊すパターンもある。お金をもらっている立場ならば、それくらいは理解できて当然ではなかろうか。

 利用者を潰した(故意の有無にかかわらず)支援者にイエローカード制を設け、3回該当した時点で永久資格停止処分にするくらいの厳しさが必要。

 

(3)作業所に通っている利用者の専門相談機関がない

 作業所に通っている利用者の心身を守るために、第三者を積極的に入れたい。(最低で月に一回) 支援に不適切と思われる支援者を退職させることで、利用者の体調、リズムを整えられるシステムづくりが必要((2))とも一部重なる。

 

 (1)(2)(3)を劇的に改善しない限り、虐待さながらの行動はなくならないのではなかろうか。支援者を守るのではなく、利用者第一の場所であってほしいと願う。 

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 自殺者数が減少傾向にある
  2. 特例子会社を検討してみてはいかがだろうか
  3. 年収204万以上であった場合、就労定着支援も利用料がかかる
  4. ちくま新書の「【シリーズ】ケアを考える」
  5. 仕事のヒントになるサイト
  6. 自分と真摯に向き合おう
  7. 障碍者が職場で就職(定着)するためには
  8. 条件付きで訓練費を支給される就労移行事業所もある

おすすめ記事

意外と知らなかった豆知識の紹介

普段、何気なく過ごしていると気付かないことがあります。たとえば視界の中に入っても、意…

働き方改革(有給取得義務)は、労働者にとって有利に働くのか

2019年4月に働き方改革法が施行されました。10日以上の有給が発生した社員に、5日…

怖い話『隣の人』

友人同伴での買い物帰り。わたしは電車の座席でウトウトしていました。&nbsp…

キャッシュレスでお金を払ってみた感想

出典:Photo credit: Norio.NAKAYAMA on Visualhunスマホを…

犬と猫を一緒に飼うポイントと注意点②

エサは別々に与えてください犬と猫とでは与えるエサが異なりますので、同じ場所で一緒にエサを食べると…

新着記事

PAGE TOP