人間は年を取る生き物。ずっと若いままでいることはできず、一年ごとに身体が老いていく。
年齢を重ねることによる衰えは年々顕著になっていく。二〇代なら感じることはほとんどないけど、三〇代ともなるとはっきりとわかってくる。身体の節々が若いころよりも傷みやすいのを、毎日のように感じるようになる。ちょっと無理をすれば、すぐに病院送りになる。
記憶力の低下も始まる。学生時代はすぐに吸収できたことを、何回繰り返しても覚えられない。脳の老化が顕著になっていく。
見た目もはっきりと変わる。赤ちゃんの頃はスベスベだった肌も、二〇代後半あたりから別人のように潤いを失っていく。三〇代になるとおっさん、おばさんになったことを隠すことはできない。
どんなに年齢を重ねたとしても、一つだけ変わらないものがある。それは気力(心)だ。これだけはいくつになっても変わらない。生涯、不変でいられる唯一のものだ。
80になったとしても、心だけは若くありたい。そうすることで、若者に負けないパワーを生み出すことに繋がるかもしれない。
文章:陰と陽