障碍者で就労移行支援を利用したいという方もいるでしょう。このサービスのマイナス面にも目を向けているため、少々辛口の語りとなっているところがあります。
就労移行では国から補助金をもらっているだけの事業所が3割前後も存在します。利用者に適当な理由をつけて利用させ、金を毟り取っているのです。B型作業所なども同様の傾向があるといわれますが、ここでは割愛します。
就労に結びついていても、就労率が低い就労移行もあります。半分は2割以下であることを、頭の片隅にとどめておきましょう。就労移行は確実に就職に結びつくわけではありません。
よい就労移行であるかを確かめるために、以下のことを行いましょう。実践することで、あなたの就職率は上がります。
*就職率の高さ
利用者の質にもよりますが、重要な判断材料となります。高ければ高いほど、よいといえるでしょう。
*ホームページを見る
ホームページがあるからといって一概にいいとはいえないけど、利用する、利用しないの判断材料になります。
*評判を知る
一般企業に就職させられる就労移行なのかをチェックします。通所していた利用者からの口コミは重要な判断材料となります。
*複数の就労移行を見学する。
「自分に合う、合わない」をしっかりと見極めましょう(一番重要)。どんなに定着率が高くとも、自分とマッチングしていなければ厳しくなります。個人で行う、団体を重視するなど就労移行によってやり方は異なります。時間が許す限り、足を運んでみるといいでしょう。
筆者は、R事業所とU事業所を尋ねました(体験も行いました)。前者は個人重視、後者は団体のスキルを身に着けるためのプログラムが多いです。
U事業所には数ヶ月間通所しました。採用担当者からの履歴書の添削、面接の指導などもあるためかなりいいと思います。履歴書の良い例、悪い例などをパソコンで見られるため、就職のイメージにプラスになるでしょう。
大阪にある事業所も少しだけのぞきました(二か所)。就職につながるよう、人が身に着けていないスキルに重点を置いているように感じました。ここもプラスに働くと思います。
もう一つはパソコンのタイピングの練習、就職するためのプログラムなどがありました。実習などもあるため、就職に繋がっていくかもしれません。
*支援者の真剣度
就職させたい意思を感じ取るかどうかが大事です。適当さを感じたところは、バッサリと切り捨ててよいでしょう。個人としてはチームプレーは苦手だったけど、R事業所
よりもU事業所の方が就職への真剣さを感じたので通所しました。支援者の真剣さは参考材料となります。
就労移行は原則として2年間しか利用できません。時間を無駄にしないためにも、就労につながるところを探していきましょう。
文章:陰と陽