福祉の資格に作業療法士という資格があります。
作業療法士はデイケアなどにおいて、創作活動に取り組むことで、社会復帰を目指す役割を担います。デイケアではゲーム(トランプ、うの)、編み物、工作、料理などが準備されていました。
理学療法士は身体障碍者を対象にしているのに対し、作業療法士は精神障碍者向けになっているところが異なります。
資格を取得するためには指定の養成施設である大学や専門学校で3年以上専門知識を学ぶ必要があり、養成施設等を卒業することが必須となります。(国家資格に合格できないと判断された場合、学校側から試験を受ける権利を付与されないこともあるので、教授に成果を示しましょう)
学生は卒業の一年前くらいから、施設実習が始まるみたいです。(聞いた話によると、3箇所くらいで実習を行い、合計機関は4~5ヶ月程度のようです)受け入れ先の病院で、経験をつむのが目的かと思われます。地方に受け入れ先がない場合は、遠方に実習に行くこともあるみたいです。
一年に一度行われる(原則2月)試験に合格すると、作業療法士の資格を取得することができます。簡単に合格できるかと思われますが、昨年の合格率は71パーセントと決して高くありません。(現役80パーセント、既卒30パーセント程度)受験生が増加しても、合格者を一定人数で調整しているのかもしれません。(一年で5000人程度)
既卒になると合格は難しいので、現役中の資格取得を目指しましょう。就職する場合は合格前提で採用されているため、不合格は内定取り消しにつながる確率が非常に高いです。
精神障碍者のリハビリなどに興味を持ったのであれば、作業療法士を目指してみるといいかもしれません。30歳を超えてから取得しようとしている方もいるので、大卒でないからといって諦める必要はないと思います。
文章:陰と陽