福祉・医療

障碍者施設における利用者との接し方

 

 世間一般では褒めるときはみんなの前で、しかるときは二人になったときにしなさいといわれる。健常者が集まる会社ならいいけれど、障碍者施設ではやり方を変えたほうが無難だ。

 障碍者は注意、叱責された経験が多いからか、劣等感が強い人であふれかえっている。一般人と比べてポジティブ思考の人は少ない。

 ネガティブで埋め尽くされている人の前で、第三者の成果を褒めたとしよう。あの人は褒められたのに、自分は何もいってもらえないことに劣等感を覚える。一般人からすればくだらないかもしれないと思うけど、障碍者はそういうところに神経を尖らせている生き物。全員のモチベーションを高めようとしたことが、逆効果になってしまいかねない。

 人間は感情に左右される生き物。モチベーションが低下すると、成果に悪影響を及ぼす。全体の効率を考えた場合、マイナスをもたらす行動は慎んだ方が無難といえる。

 他人の心は読めないとしても、この部分については改善可能。障碍者と接するときは、この部分を念頭においておきたい。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 障碍者の一部は交流会の参加、交友作りに消極的
  2. メンタルヘルスを対象とした事業所の紹介(沖縄県)
  3. 善意ほど怖いものはない
  4. A型作業所を社内に作る企業が増えつつある
  5. ふるさと納税のお礼として届ける「水耕ニンニク」を自家栽培するA型…
  6. 佐藤優, 池上和子『格差社会を生き抜く読書』(ちくま新書):ケア…
  7. 2021年4月から病院で感染症対策実施加算金がかかる
  8. ハンデを抱えたことを嘆かないように(ピアノ)
PAGE TOP