回転寿司がファミレス化している理由、それは寿司を販売するよりも儲かるからである。
大手回転寿司では、原価を無視して、一皿100円で販売する。それゆえ、原価率がファミレスなどよりも高くなっている。原価ギリギリで販売しているネタについては、人件費を含めるとマイナスになることも起こりうる。
サイドメニューと呼ばれるラーメン、うどん、唐揚げ、たこ焼き、ポテト、赤だし、デザート、酒、飲料水は100円縛りがない。原価に応じた値段設定をしているため、安定した利益を見込める。寿司屋としてはサイドメニューに手を伸ばしてもらった方が儲けにつながる。
企業は基本的に利益を優先するところ。原価率が高い寿司よりも、大きな利益を見込めるサイドメニューに力を入れるのは必然といえる。ラーメンのプロに作り方を習ったり、デザート開発担当がデザートの商品化を目指すのは自然な流れといえる。
問題点は寿司屋であってファミレスではないということ。サイドメニューばかりを充実させるのであれば、寿司屋の看板にふさわしくない。
寿司屋の未来がどのような方向に進んでいくのか注目したい。
©【回転寿司】全品100円でなぜ儲かる?【謎】
文章:陰と陽
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