ジョージア・ガイドストーンとは1979年(1976年とも云われる)にR.C.クリスチャンを名乗る人物が建造を発注し1980年に完成した石碑で、アメリカのジョージア州エルバート郡にありました。6枚の花こう岩の石板で出来た石碑で8種類(英語、スペイン語、スワヒリ語、ヒンディー語、ヘブライ語、アラビア語、中国語、ロシア語)の言語で刻まれた『10のガイドライン』と4種類の古代文字(アッカド語、古代ギリシャ語、サンスクリット、ヒエログリフ)で刻まれたメッセージが刻まれていました。
R.C.クリスチャンは偽名で誰が何の目的で建てたのか、謎なので陰謀論やオカルトやスピリチュアルの対象になっていましたが、2022年7月6日に何者かの手によって爆破され石板の1つが倒壊し、安全の為に当局によって残りも解体されました。
10のガイドラインとは
- 自然と永続的に共存し、人類を5億人以下に維持する。
- 再生を賢く導き、適応性と多様性を向上させる。
- 新しい生きた言語で人類を結びつける。
- 情熱、信仰、伝統、そして全てを理性で統率する。
- 公正な法と公正な法廷で、人々と国家を保護する。
- 世界法廷で対外紛争を解決し、すべての国家が国内で統治できるようにする。
- 無意味な法律や無能な役人をなくす。
- 個人の権利と社会的義務のバランスをとる。
- 真実、美、愛を称え、無限の調和を求める。
- 地球のガンにならず自然の為の余地を残す自然の為の余地を残す。
と刻まれていました。
ジョージア・ガイドストーンは爆破解体されてしまいましたが、日本の香川県高松市牟礼町牟礼302『高松市牟礼総合センター』にもガイドストーンが設置されています。
このガイドストーンは1983年11月21日に牟礼町とョージア州エルバート市が姉妹都市提携の調印をした時にエルバート市から贈られたもので、ジョージア・ガイドストーンの3分の1の大きさです。
文章:北山南河
画像提供元 https://foter.com/f7/photo/4955765431/5b40678852/