JR甲子園口駅は「武庫川」近くで、北口と南口両方にロータリーがある駅です。
北口は高級住宅街に続き、南口は飲食店の多い商店街に続いています。
甲子園口駅と言う駅名ですが、『阪神甲子園球場』までは距離があり、歩いて行くと約40分はかかるので、甲子園球場に行きたい人は注意が必要です。
北口のロータリー付近には飲食店、コンビニ、ドラッグストアがありますが、すぐに住宅街になっていくので、あまり興味深いものはありません。
南口はロータリー付近にも飲食店があり、北口よりも店舗数が多く車や人通りが多いです。駅から線路沿いの道を西に進むと、古書店『清泉堂倉地書店』があり幅広いジャンルの書籍を扱っています。営業時間は11時~19時で定休日は月、木曜日です。
南口ロータリー西側からはじまる、「JR甲子園口ほんわか商店街(旧JR甲子園口商店街)」は戦前からある歴史のある商店街です。今は飲食店が多い酒飲み向けの商店街ですが、日用品や生鮮食品を扱っている店やスパーマーケットがあるので普段使いも出来ます。
商店街を南に進んで行くと大阪寿司の『さね松』があります。
大阪寿司とは素材全てに仕事をし味付けをした、一手間かけた箱寿司や茶巾寿司のことです。造りたても美味しく、持ち帰り家で食べても、味がなじんで美味しく食べられるのが特徴です。大阪寿司を扱っている店は珍しいので、機会があれば食べることをおすすめします。
さね松のとなりに鳥肉専門店『鳥芳商店』があります。専門店らしく色々な部位の鳥肉を扱っています。
総菜の焼き鳥、唐揚げ、チキンカツ、照り焼きチキン、コロッケなどがあり、おかずや酒の肴にピッタリで特にコロッケが美味しいです。鳥肉専門店も、この頃では珍しくなったので一度見ておくと良いでしょう。
南口ロータリーを東側にすすむと新堀川筋にでます。川をまたいで南に進んで行くと、昭和3年に建てられたスペイン風洋館『松山大学温山記念会館(旧新田邸)』があります。入館するには見学の申し込みが必要ですが、外から見るだけでも阪神間モダニズムを感じる事ができます。
さらに南に進んで2つ目の信号を東にいくと『武庫川女子大学甲子園会館(旧甲子園ホテル)』があります。こちらも見学の申し込みが必要ですが、こちらも外から見るだけで阪神間モダニズムを感じる事ができます。
「飲み屋街」と「阪神間モダニズム」、飲食と文化を両方楽しめるJR甲子園口駅を紹介しました。
文章:北山南河
画像提供元 https://foter.com/f6/photo/2467617360/5a516e5af0/