観光都市『京都』。
JR京都駅は、京都を訪れる人たちの玄関口の一つですが、駅周辺である中核の京都御所の周りに広がる洛中は、様々な観光の見どころもあります。京都は知名な観光場所の数が多くて目移りする上に、公共交通機関が使いにくい(交通渋滞)ため、複数の観光名所を効率的にまわるのは大変です。そこでJR京都駅周辺で軽く歩いていける観光名所を紹介します。
JR京都駅を北側から出てすぐの所の道が「塩小路通り」です。そこを西に約1㎞進むと『梅小路公園』に着きます。
梅小路公園の中に『京都水族館』があります。
京都水族館は京都の川を上流から下流まで再現した水槽やオオサンショウウオの大量展示、イルカ、アザラシ、ペンギン、オットセイの展示等があり、淡水から海までの色々な生き物を観察することが出来ます。
入館料は大人2200円、高校生1700円、中・小学生1100円、3歳以上700円です。
水族館のすぐ横には『市電ひろば』があります。市電ひろばには昔、京都市を走っていた路面電車が4両静態保存されて展示されていて、『市電カフェ』と『市電ショップ』が併設されています。市電カフェには吊り輪型の「カタカタつりわぱん」やソフトクリームや豚まんやジュースやホイップココアやビール等のメニューがあり車内で飲食できます。市電ショップには鉄道関連グッズの他に京都土産や雑貨を扱っています。
市電ひろばの前に観光用のチンチン電車が走っています。「市電ひろばのりば」から「すざくゆめ広場』の間、約210mを運行しています。1日券310円、片道券150円で小学生未満は無料です。
すざくゆめ広場の西側、JR山陽本線・嵯峨野線の高架下を通ると『京都鉄道博物館』があります。入口を入ってすぐの所に初代新幹線の「0系21形1号車」先頭車両、蒸気機関車の「C62形26号機」、「クハ86形1号車」が展示されていています。
博物館内に多数の鉄道車両が展示されているだけでなく、敷地内にはターンテーブル(転車台)が特徴的な梅小路蒸気機関車庫に、蒸気機関車が動態保存され展示運転が行われています。
スカイテラスからは東海道新幹線、JR京都線、その他多数の線路と列車を眺めることが出来ます。
入館料は一般1200円、大学・高校生1000円、中・小学生500円、3歳以上200円ですが、京都鉄道博物館ミュージアムショップは敷地外なので無料で入れます。
JR京都駅を北側から出て塩小路通りを東に進み、京都タワーをこえてすぐに烏丸通りに出るので、そこを北に約470m進むと浄土真宗本願寺派の本山『西本願寺』の「御影堂門」につきます。御影堂門から西本願寺に入ると、すぐ右側に「お茶所」と呼ばれる総合案内所があり、正面には宗祖『親鸞聖人』の木像が安置されている御影堂があります。御影堂以外にも建築物が沢山あります。毎日開催予約不要無料のお坊さんガイドツアー行われており総合案内所で申し込むと参加できます。拝観料も無料です。
堀川通りの御影堂門近くに、西本願寺に関係が深い博物館『龍谷ミュージアム』があります。仏教系の文化財、美術品等が展示され仏教の文化や歴史の紹介がされています。
入館料は一般550円、大学生400円、高校生300円、シニア450円、中学生以下は無料です。(特別展や企画展は別料金)
JR京都駅から迷わず、すぐに行けて帰る時も楽な1日中観光できる所を紹介しました。
文章:北山南河
画像提供元 https://foter.com/f6/photo/40690463095/c41d9d9b2e/