福祉・医療

障碍者手帳は社会で躓いた障碍者が取得している

 

 障碍者と診断された人間全てが障碍者手帳を取得しているわけではありません。障碍を抱えていても、一線で活躍している人も大勢います。(芸能人では公にしているものもいる)

 

 個人的な見解でいうと、障碍者手帳は社会で躓いた(うまくいかなかった)障碍者が取得しているイメージを持ちます。自力で生きるのは難しいからこそ、手帳に頼らざるを得ない状況に陥っているといえるでしょう。

 

 A型作業所における出来事を書きたいと思います。事業所を運営するトップの女性は障碍者手帳を取得していたものの、一人でやっていけるようになり、手帳を返却したといっていました。自力で生きられるようになったことで、手帳の助けを借りなくても良いと判断したのでしょう。

 

 筆者は15件ほどA型作業所を見学しました。50~60%くらいは、アスペルガーと診断されてもおかしくないトップだったと記憶しています。(ワムネットにおいて障碍者の設立した事業所であることを明記していたこともある)障碍であることを活かし、大成している人は少なくありません。(超越した集中力などを活かす)

 

 アスペルガーや片目を失っているものの、障碍者手帳を取らないという人と会ったこともあります。ハンデを抱えていたとしても、自力で生きようとしているのかもしれません。(手帳を言い訳にしたくないという強い意志も感じる)

 

 二つの事例以外にも、障碍を抱えながら生きている人はたくさんいるでしょう。安易に手帳を取らない姿勢は立派だと思います。

 

 現在は障碍者手帳を取得していても、将来的には自分の力で生きようとする姿勢は重要だといえるでしょう。筆者も何かで大成した暁には、手帳のない人生を送ってみたいと思います。見える世界は大きく変わっていくかもしれません。

 

*学習障碍であっても、第一人者として生きている人もいます。障碍=手帳に頼らない生き方を目指すのも面白いと思います。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 共栄はA型、B型併設作業所になる
  2. 障碍者支援機関との関係を切るのを最終目標にしよう
  3. 能力を重視する社会【障碍編】
  4. 新薬には処方制限がある
  5. 長崎五島の名産となっている「なんや餅」を販売するB型作業所の紹介…
  6. 特例子会社を検討してみてはいかがだろうか
  7. 障碍者同士が尊重し合うのは困難を伴う
  8. 発達障碍者の対人関係は長続きしにくい

おすすめ記事

新薬には処方制限がある

 新薬(開発されて一年以内の薬)は、原則として14日以内しか出すことはできないルール…

プロ野球ペナントレース優勝の行方は?(パリーグ編)

   パリーグではソフトバンクが首位に立ち、西武が1ゲーム差で激しく迫る展開。優勝の…

「ノーベル賞」と「ダイナマイト」の関係

ノーベルが「ダイナマイト」を発明ご存知の方も多いかと思いますが、…

障碍者手帳更新及び自立支援手続き費用の一部補助を行う地域がある

 障碍者手帳の更新費用は、原則として自費負担になります。それゆえ、3000円~500…

「自律神経訓練法」は、実行がほぼ不可能で意味もなく時間の無駄

『「自律神経訓練法」は、実行がほぼ不可能で意味もなく、時間とお金の無駄で有害』&…

新着記事

PAGE TOP