障碍者手帳を取得した障碍者は、本来なら正しいはずのアドバイスで奈落の底に叩き落されていきます。
筆者の過去
筆者でたとえてみます。田舎に福祉施設があったことから、他のところで介護職の経験を積んだあとに、田舎に戻るというのを進められました。地方は仕事も少なく、職種の選択も難しいことから妥当な判断といえます。
地方の福祉施設は介護職にしては非常に待遇はよく、理事長をしていた祖父の話によると、多い人は年収で640万くらい(月収40万、賞与4か月)になるみたいです。(退職金もあり)夜勤はあるとはいっても、全国的に見ても破格な条件といえるのではないでしょうか。
世間的にはしっくりとくるやり方なのですが、発達障碍を発症していた筆者を地獄に叩き落していきます。発達障碍は二つのことを同時並行できないため、介護といった適切な状況判断を要求されることを非常に不得手とします。
車の運転についても向いていません。地方ならまだしも、都市部では事故を引き起こしかねないリスクを負うことになります。死亡事故に繋がれば、自分、相手方の人生を潰すことになりかねません。
完全に不向きだった職業ゆえに、短期間で解雇されることになりました。当時は理由もわかっていませんでしたけど、現在となっては完全なる誤りであったことに気づかされました。適性0パーセントの職業についたことは不運としかいえません。不注意による介護者の事故死、車による事故を避けられたことはせめてもの救いといえるでしょう。
健常者と障碍者の違い
健常者は浅く広くを唱えますけど、発達障碍者からすると地獄のような提案です。一般で一度失敗しているにもかかわらず、そのようなことをいえるのは障碍者のことをきっちりと理解していないからでしょう。発達障碍者の能力如何もありますけど、深く狭くを追求することで当事者の負担は軽くなります。
できないことをできるようになるといった類も当事者からすれば、かなり厳しいといえます。できるのなら最初からやっているだけの話です。そのことを度外視するような支援員なら、相手にする必要はありません。
他のことについても多くが該当します。就労移行支援事業の担当者は一般就労するために必要なことをいっているのでしょうけど、当事者からすれば悪夢さながらの状態です。(個人差あり)障碍者の一般就労は不可能に近いのかなと思わされました。
健常者と障碍者は噛み合わない、そのように割り切って生きていきましょう。健常者と異なる生き方をすることで、地位、名誉を得られるかもしれません。
*健常者、障碍者は噛み合わないものです。距離を縮めようとすること自体、間違いなのかもしれません。
文章:陰と陽