福祉・医療

障碍者(他人)を支援することの難しさ

 

 障碍者を支援する。言葉にするのは簡単であっても、実現するためのハードルは非常に高い。

 

 支援につながりにくい原因の一つに、健常者は障碍者のことを理解していないというものがある。ただ、それだけではないもっと根深いものが見え隠れする。

 

 人間は基本的に他人をプラスに導くためのスキルを学んでいない。障碍者支援に限らず、健常者同士であったとしても同じことをいえる。他人からよくしてもらったという話を聞く機会はほとんどない。

 

 マイナスに行きやすい最大の要因は相手の感情を読めないこと。人間は自分のことしかわからないため、基準をどうしてもそこに置いてしまう。他人とのずれが生じていた場合、軌道修正するスキルは身についていない。

 

 家族ならば食事、住まいなどを提供してもらっているため、充分なサポートを受けていることになる。ただ、支援機関などは収入を増やす(生活保護などを含む)ことで、利用者の直接的なサポートに繋げていく。人情噺、生活のための知恵を伝授したとしても、障碍者にとってメリットはほとんどない。

 

 未来予知能力を備えた超人支援員が現れない限り、障碍者支援を形にするのは困難を極めるのかもしれない。

 

*一部には障碍者支援を利用することで、劇的に人生をよくしている当事者もいると思います。取り組みの全てを無駄といっているわけではないことを、あらかじめご了承ください。

 

文章:陰と陽

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