福祉・医療

障碍者施設は利用者の理不尽に耐えるのが仕事

 

 障碍者施設においては、一部の支援者の質が著しく低いように感じられる。利用者と同化してしまったのか、そもそもそういうタイプであったのかはわからない。(高確率で人間としてなっていなかったと思われる)

 A型作業所を利用していたときの出来事である。当初はさほど目立たなかったものの、時間の経過と共に変貌を遂げた支援者がいた。気にいらないことがあるとあたりかまわず、不満をぶちまける支援者が現れるようになった。(利用者のことであっても平気で悪口をいう)障碍者支援を行うものとして、姿勢を疑われるといわざるを得ない。(上司からストップをかけられても直せていなかった)

 現状の障碍者支援では、利用者が理不尽なことをしたとしても耐えるのが仕事。セクハラ、暴力、暴言などの重大事件はやむを得ないとしても、失敗に目をつむれるだけの度量は必要となる。この能力を兼ね備えていないようでは、支援者失格の烙印を押される。知的障碍者などは故意に失敗しているのではなく、やりたいと思ってもできないパターンも珍しくない。

 社会とは常に理不尽の連続。そのように割り切れないと、障碍者支援を行うのは一気に厳しくなる。

 

文章:陰と陽

 

関連記事

  1. テレワーク後に感じるようになった出社ストレス
  2. インフルエンザの注射を打つべきか
  3. 地域相談支援で唯一役立つこと
  4. 発達障碍者の対人関係は長続きしにくい
  5. 大人の発達障碍
  6. 健常者は障碍者にベターを目指せといいながら、やっていることは全く…
  7. A型作業所の就職祝い金は、撤廃されるかもしれない
  8. 知的障碍の生きにくさ
PAGE TOP