未分類

特例子会社を検討してみてはいかがだろうか

 

 障碍者雇用を考えているのであれば、特例子会社を検討してみてはどうだろうか。

 特例子会社とは障碍者の雇用率を満たすために作られた会社。子会社で三〇人を雇用した場合、その人数を本体に含めることができるため、従業員の多い大企業で取り入れられている。

 特例子会社のメリットは長期雇用を見込めること。障碍者の数を満たすための会社であるため、離職されたくないという思いを強く持っている。一般企業の障碍者雇用で見られがちな、期間雇用という形態はほとんどないといっていい。正社員になれる確率が高いため、終身雇用を望んでいる当事者にピッタリである。不安定な立場から解放されると、心を落ち着かせることに繋がる。

 当然のことながらデメリットも存在する。あくまで障碍者枠の求人であるため、給料については抑えめとなっている(最低時給であることも珍しくない)。正社員であっても退職金を支給しないケースもあり、条件面で一般に劣ることを留意しておきたい。雇用は保証されても、待遇はあくまで障碍者枠の領域であることを理解しておきたい。

 障碍者同士で働きたいと思っているのであれば、特例子会社を検討してみてはいかがだろうか。一般では馴染めなくとも、当事者同士ならうまくやっていけるかもしれない。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. レンタル障碍者制度について
  2. 成人してから、発達障碍の診断を受けるということ
  3. 自分の幸せすらわからない支援員が、他人を幸福にするのははなっから…
  4. 障碍者支援は「営業事務職」の側面が強い
  5. 格差を生み出す要因
  6. 【難病について②】『仕事と治療』両立の難しさ。
  7. 介護殺人について
  8. カード式の障碍者手帳もある
PAGE TOP