今回はB級1組にスポットを当てて、考えていきます。B級1組では上位2位が昇級、下位3名が降級します。
増田七段は昇級率が極めて高い
残り2戦のうち、1回勝てば昇級確定です。他の棋士と比べて、優位に立っています。
残り1枠の昇級は誰になるのかわからない
2位から10位までは団子状態です。昇級確率はそれぞれ異なるものの、全員に昇級チャンスが残されています。
2位の千田七段は3連勝すれば、昇級を自力で決められます。若干ではあるものの、有利に立っているといえるでしょう。
千田七段は、次に羽生九段と対戦します。ここで負けてしまった場合、昇級はかなり厳しくなるでしょう。
横山七段、木村九段は降級確定
二人については、既に降級が確定しています。来期はB級2組に在籍します。
理論上は2~10位の棋士全員に降級可能性が残されている
B級1組は例年にないほど、成績が詰まっています。今後の展開次第によっては、2位の千田七段も降級する可能性は残されています。
順位によって明暗が分かれる確率は極めて高い
同じ成績で並んだ場合、前期の順位にて昇級、降級を決定します。団子状態であることから、順位による恩恵を受けるのは確実です。
最後に
残りの対局によって、明暗がくっきりと分かれます。誰が団子状態のB級1組を制するのでしょうか。
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陰と陽