コラム

そうだ、お伊勢さん、行こう

お脳味噌をとろ火で煮詰めたら、焦げ付いたでござる(挨拶)。

と、いうわけで、フジカワです。

「頭がフットーしそうだよう!」

こう書いていかがわしい意味に解釈できるならば、それはその人の心が汚れているのだと思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回の記事は、「お伊勢参りへ!」とかいった話です。

脳が、焦げる(2回目)

さて。さんざっぱら、こちらで書かせて頂いております。

僕は「書く人」なので、止まれば死ヌル。

なので、「わんこそばか!」という勢いで、(懸賞小説を)書きまくっています。

それはいいのですが、さすがに、4ヶ月で4本懸賞に出すと、疲れる。

次が5本目なのですが、どうにもサクサク進まない。

あの、一気呵成の勢いがない。

なるほど、締め切りに向けて、余裕のあるスケジュールは立ててある。

ではあれど、しんどいものはしんどい。

もっと言えば、「心が渇ききっている」。

気分転換を要する、と思いました。

さらにそれは、たとえば近場で外食をするとか。

あるいは、家で酒を飲む程度では、到底役に立たない。

ぐつぐつぐつぐつ……

煮えてるよ! お脳が焦げ付くよ! ヘルプミー!

友に助けを

求めました。

こういう時に、頼れる第三者がいるというのは、大変助かります。

軽くメールを投げたのですが、返信での、友の曰く。

「旅へ出ればどうだ?」

イエス。その手があった。

基本インドア派の僕ですが、実は旅行も好きです。

その割に頻度が少ないのは、シンプルな話。

要は、日程の調整ができないか、金銭的余裕がないかの、どっちか。

友には、「景色も綺麗だし、秋の長野とかどうだ?」と言われました。

それもいいのですが、金銭面はさておけるにせよ、スケジュールがきつい。

だって、当面確保出来るのは、一泊二日の日程。

ちょっと慌ただしいのではないだろうか?

間を取ろう

季節は春頃にさかのぼるのですが、あるところへ行けずじまいでした。

古来より、「一生に一度は行きたい」と言われる、伊勢神宮。

つまるところの「お伊勢参り」です。

今! と思ったので、近いうちに行くことにしました。

僕は兵庫県在住なので、お伊勢さんがある三重県までは、片道約3時間。

日帰りでも行ける距離ではあります。

ただ、あまりにもあくせくするのは、ちょっとどうなんだろう?

一泊するつもりで、宿を検索してみました。

宿は安定の

「伊勢神宮近辺のホテル」

それもたくさんあります。

しかし! 既に決めている。

イエス、東横○ンしか勝たん。

会員になってますから、少し割引が利く。

さらに、一拍ごとにポイントが貯まります。

加えて、「簡単な(=簡単じゃない)」朝食が無料。

「伊勢まで来たんだから、伊勢エビを食わせろ!」

そんな事は言いません。

まあ、伊勢うどんは食べたいとは思いますが。

一泊するとなれば、日程は「部屋が取れる日」になります。

週末を検索すると、10月8日の日曜日に、空きが残り2室。

「デラックスシングル」という、少し広い代わりに高めの部屋。

しかーし! 細けぇこたぁいいんだよ! で、予約完了!

交通手段もね?

大阪から伊勢までは、比類なき近鉄電車です。

まさか僕も、鈍行で行ったりはしない。華麗に特急で。

宿の確保が終わった後で、流れるよーに特急の指定席のチケットを購入。

うん。そんなに高くないとは言え、わざわざ指定席を取らなくてもいいかも知れない。

ですが、「確実に、ゆったり」移動したい。

加えて、喫煙者ですから、喫煙ルームが近い席に座りたい。

じゃあもう、指定席にするしかねえよな? ってことです。

時代だ!

お伊勢さん参りは、ガチの初めてです。

どこをどう回ればいいのか?

引率の人がいるわけでもない、一人です。

んー? と思って調べると、時代ですね。

伊勢神宮の公式ウェブサイト内に、外宮、内宮ともに、モデルコースの案内がある!

さらに親切なことに、Googleマップまで作ってある!

もちろんと言うべきか、参拝の作法もバッチリ書いてありました。

Googleマップへのリンクを、自分のスマホにメールで送る!

当日はこれでバッチリ!

参拝し「さえすれば」ではなく

伊勢神宮と言えば、天照大神を祀る、日本屈指のパワースポットです。

明確に煮詰まっている今、あやかれるものには、あやかりたい。

もちろん、参拝し「さえすれば」万事よし、ではないです。

しかし、由緒ある神社に、きちんと参拝する。

さらに、「生涯一度は」と名も高い、お伊勢さんです。

僕の親は、既に行ったことがあるそうです。

「日帰りで行けるやん!」と、ずいぶん文句を言われました。

それでもいいのです。僕は、ゆっくり旅をしたいのですから。

これを書いている今からすると、あと2週間とちょっと後。

せいぜい、「ささやかな非日常」を味わうことにしますよ。

 

んじゃまた。

 

文章:フジカワ

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