コラム

『火の鳥』と『浦島太郎』読んでこい

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不老長寿ならまだいい

「不老不死」、それは人間が古くから求めてきたもの。

陰陽道のもとになった中国の道教の道士の最終的な目的は不老不死。

キョンシーの死んでも生き返る、それをコントロールできるなどから不老不死に固執しているのがよくわかる。

他にも不老不死を求めた人は沢山いるが、生憎筆者は知らないのでそれは自分で調べてほしい。

陰陽道の元になるくらいなので、かなり昔から求められているものと分かる。

最近はベニクラゲの若返りの特性を利用して不老不死の研究をしているそうな。もしくはコールドスリープなんてものもある。

だが不老不死って、そんなに良いものだろうか?

そこそこ年齢いってからの不老不死(笑)

花は枯れるから美しいというように、人も死ぬから美しいのだ。

周りの愛する人は皆死んでいくが、自分一人だけ生き残って、最後は滅びていく人類を不老不死になった自分だけがそれを見つめていく(『火の鳥』に興味が湧いてきた)。

そんなの良いか?少なくとも筆者は願い下げだ。

コールドスリープにしてもだ。技術が進歩して病気を治せるようになってもそれがいつなのかも分からないし何よりも、目を覚ますと全く知らない世界でたった独りの人生。

『浦島太郎』みたいなことになってもいいのか。

太郎は孤独という絶望から玉手箱を開けた。昔のパターンでは鶴になり、亀の乙姫と末永く暮らした。

だが、そんなことにはならない(ていうか人が鶴や亀になる技術の方がよっぽどすげえよ)。その人が持っているのは命という名の玉手箱。

そして絶望したその人がそれをどうするのかなんて想像に難くない。

コールドスリープが実現するというのなら、まずエベレストに残された遭難者の遺体を回収して起こしてやれよ。まあ、エベレストに行って帰って生きて来れたらの話だが。

大体不老不死になっても人生っていうのは幸せなことより辛いことの方が多いぞ。

そして不死なだけあって、常人の数百倍の苦痛を味わうことになるぞ。いいのかそれで。

カーズ様だって完全な不老不死になったが、最終的にはあんなことになって考えることをやめたのだ。甘くみるな、不老不死を。

もう一度言うが、筆者は願い下げだ。皆と同じようにちゃんと死にたい。

死ぬことは怖くないが、死に方が怖い。だがドフラミンゴ曰く、弱い者は死に方を選べない。

筆者は完全に弱者なので死に方を選ばせて貰えないのだろうな。痛い、苦しい、怖い死に方は嫌だな。

要は海月として生きていけってこと

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仮に不老不死の技術が実現したとしよう。勿論ベニクラゲの特性から。不老不死になれる代わりに理性が無くなり、ただの刺胞動物のようになりますと言われたらどうだろう。

刺胞動物には海月の他に、珊瑚やイソギンチャクなどがいる。等価交換かな。それって殆ど植物状態ではないのか。それで不老不死。内臓と血液取り放題ではないか。

しかも海月みたいで抵抗もしない、金を請求されることもない最高ではないか?闇商人に延々と商売道具にされる人生。嫌だと思う精神もない。終わらせたいと願うこともできずに再生していく身体。

そんな物語があったような気がする。

そういったことも含めて、それでもなお不老不死になりたいのだろうか。もう一度念を押して言うが、筆者は願い下げだ。

最後に一つ。子供は自分に死が近いことを感じとると潔くそれを受け止めるそうだが、何故大人になると生に固執するようになるのだろうか。

短い生涯なのに子供の方がすごく幸せそうだ。見習うべき大人の方が子供に見習えと言われているようではないか?

まあ、そんな子供は元々大病を患っていた子くらいだと思うが。

 

文章:ぴえろ

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