コラム

Z世代と自己責任

ゴールデンウィークで休んでいると、妙に仕事がしたくなるという、我ながら「どうなの?」という心境について(挨拶)。

と、いうわけで、フジカワです。僕は基本、できる場所では可能な限りキャッシュレス決済をしているわけですが、だからと言って「現金の手持ちが常時ゼロ」というのは、かえって不安になることが分かった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回の記事は、「歩み寄ろうとするからややこしいんだよ!」とかいった話です。

近頃の若い者は?

さて。まずは、皆様もご存じかとは思いますが、「Z世代」とは、だいたい2000年以降に生まれた世代のことを指します。

デジタルネイティブな世代であり、物心ついた頃にはもう、既にネットの世界が整っているという、僕みたいなオッサンからすれば、恵まれてるなあ、という。

もっとも、だからって卑屈になることはどこにもない。流行を発信する広告代理店や、商品を売りたいショップなんかは別として、不要に媚びる必要もない。

だいたい、「近頃の若いもんは……」などといった、オッサンの定型句は、古代の昔から連綿と言われ続けていることであり、ウザがられはしますが、ある意味で自然な流れです。

気にすることなんかない。

なお、この辺を軽く調べると、約5000年前の古代エジプトの頃には、「近頃の若い者は」と、既に言われていたようです。

なるほど、宇宙人ではある。

特に近年の場合は、先述の「デジタルネイティブ」であることが、古い世代との温度差を生んでいるようですね。

実際、僕なんかはいわゆる「就職氷河期」世代なんですけど、その頃から、ネットを使った就職活動ってのが、ボチボチ始まっていました。

が、どっこい。「デジタル」とは縁もゆかりもない、むしろ「理解する努力」をハナから放棄しているような、僕の親世代なんかからは、「遊んでるんじゃない」と、ネチネチ言われたもんです。

その頃はまだ、「パソコン=おもちゃ」だったんですよね。

余談ですが、今では社会のあらゆる場所で浸透している、タブレット端末。

今でもはっきり覚えてるんですけど、iPadが登場したばかりの頃、某週刊誌に「何に使えばいいんだ、iPad!」とかいう趣旨で、ディスる記事がありました(本当)。

「自分が理解のできないものは、とりあえず全否定する」という、(個人的な感覚として)団塊の世代以上特有の、度し難い浅はかさを見たような気がして、大変まろやかな気分になったもんです。

そんな世代からすれば、Z世代は「宇宙人」でしかないでしょうね。

国語力低下?

で、そのZ世代の話なんですが、きっかけは、だらりと読んでいた、スマホ経由のニュースでした。

引用は控えますが、メタクソざっくりまとめれば、「チャットGPTなどの登場で、若者がもっとバカになる! なんてこった!」という趣旨です。

当初は僕も、「こりゃあ問題だぞ?」と思ったんですが、やがて、その危機意識も薄れました。

つか、思考のリソースを指すこと自体、ナンセンスだと思うようになりました。

なぜか? 先述のニュースの中では、「若者の国語力低下」が、「嘆かわしい事案」として、主題になっていました。

なるほど、確かに教育現場などでは、問題かもしれない。なんせ、現役教師の話として、「テストの問題文すらまともに読めない」生徒が多いらしいですし。

自己責任、じゃね?

その記事の中では、「(読解力の低下で)もう、『本を読め』とも言えない!」という嘆き節が書かれていました。

また、「国語力」は、「生きる力」である、とも表現されていました。

国語力が「生きる力」であることに、異論はありません。ふむ、やはり問題ではあるでしょう。

ただ、ちょっと待った。嘆く、もっと言えば媚びる必要が、どこにある?

Z世代が本を読ま(め)ない、「生きる力」が低下している。

それで困るのは、本人達だけじゃあないですか?

教師達も、例えば生徒達がテストの問題文が読めなくて、正しい答えができないのなら、遠慮なくバツをつけりゃいいんですよ。

それで赤点になろうが、落第しようが何だろうが、悪いのは、その生徒です。

高校を卒業できたにせよ、大学入試でもっと苦労するのは目に見えてますし、社会に出たとしても、「生きる力」がない人間に、周囲が甘くなるとは思えない。

遅かれ早かれ、「生きる力」がない奴は、淘汰されるのが摂理です。サボったツケは、絶対にどこかで返ってくるもんですから。

まとめ

ってことで、まとめます。

どうも僕の目には、日本人全体に「自己責任」の意識が薄いように思えるんですよね。

確かに、困っている人に手を差し伸べることは美徳ではあります。

ただ、「生きる力がない奴」、もっと言えば「淘汰されてしかるべき奴」を、律儀に全員救っていては、社会がまともに回りません。

僕の座右の銘でもあるのですが、世はなべて「因果応報」なんですよ。That’sオール。

んじゃまた。

 

文章:フジカワ

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