コラム

便利も過ぎると困る

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だらけたいって気持ちから生まれたのが便利

便利とは何なのか。時々考えてしまう。

便利の対義語は不便。昔と今の生活を比較するのなら、洗濯物はすべて洗濯板で手洗い。風呂は銭湯に行ったり、自分たちで沸かす。

すごく不便だ。だが、便利になっていく一方で人間は何も出来なくなっている。退化しているのだ。そう、便利と退化は紙一重なのだ。

缶切りの使い方を知らなかったり、ボタンを付けれなかったり、駒を回せなかったり。

ひょっとしたらこれから、鋏の使い方を知らない人が出てくるかもしれない。

もっと言えば、考えることも出来ず、健康体にも関わらず道具がないと生きれない人で溢れるのかもしれない。

手先が不器用で何も出来ない。それは、便利なのだろうか。

いや、そんな風になってしまうなら、筆者としては今ある便利を手放して不便に戻る方を選ぶ。

それに今の時代、簡単に物が手に入るので、あまり物を大切にするということもしない。

今持っている物で10年以上使っている物はどれくらいあるだろうか。

そしてそれを持っている人はどれくらいいるのだろうか。

便利、恐ろしい。

じゃあ、あーだこーだ言っているお前はどうなんだ!とツッコミを入れられる前にお答えしよう。

筆者は何も出来ない。缶切りは使えるが、ミシンは使えない。

この前ボタン付けを初めて教わったが、全然理解出来なかった。

そして駒は回せるが、洗濯機は回せない。

中学時代、制服が一式しかなくて、帰ってすぐにシャツを手洗いしていた。あれは面倒だったな。

なので、一応不便も学んだつもりだ。あと物持ちは良い方。

子どもから恨み言を言われても仕方ないのかなぁ

キャッチボールをしただけで骨折。全体的に力がないので、筆圧が弱かったり、定規で線をひけなかったり、2リットルのペットボトルを片手で持てなかったり、まっすぐ走れなかったり。

こんな子どもたちが増えているそうな。これも便利のせいか?

こんなに力が弱いとお母さんの買い物の手伝い出来ないじゃん。どうすんの、お母さんにコストコの商品運んでと言われたら。まさに骨が折れる作業になるぞ。

筆者は少し家族が多かったので、力仕事はそこそこ出来るつもりだ(買い物の量が多かったのだ)。長い間流通の世界にいたし。

なので、亀仙人の甲羅は担げると思っている(亀仙流なめてる)。

最近子どもの為のコミュニケーションブックなども出版されているらしい。目を見て話さない、相槌を打てないなどの子も増えているからだ。

最近は発達障害への理解が深まり、そういった子がぞくぞくと発見されているが(40人に1人いると言われている)、もしかしたら半分くらいは勘違いされている可能性を考えてしまう。

ちゃんと『DSM‐Ⅴ(精神疾患の診断・統計マニュアル)』に基づいた診断結果だろうが、なんだかなぁ。

便利をどう扱うかで人間の生死が決まる

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便利から少し離れてみてもいいと筆者は思う。

本をたくさん読んで色んな物を作ってみたり、色んな生き物と触れ合ったり、もっと色んなことをしようよ。

こっちなんかあれだぞ、階段を5段飛び降りるを繰り返した翌日、両太腿と左腕を若干痛めたぞ(手すりを持っていたから)。

今ならジャングルジムからも飛び降りられそうだ。これで骨折したらそれはそれでおいしい。

そして竹馬がしたい。ドッヂボールとかもしたいし、缶蹴りとかもしてみたい。だが、友達がいないので竹馬以外出来ない…。

あと、大人になると公園の遊具が怖くなるので、遊ぶなら今のうちだ。

子どもは日焼けして体中擦り傷だらけが丁度良い。

便利に頼り過ぎて生物として弱まり滅ぶか、少し便利から離れてたくさんのことを経験し強くなるかは、子どもたち(大人)次第だ。

 

文章:ぴえろ

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