これは、仏語で、
色法(物質・肉体面の働き)と心法(心の働き)が、一見、二つの別のものであるようで、実は分かちがたく関連しているという法理。
簡単に説明すると、物と心とは、もともと区別がなく、一つだという意味です。
身体は、心の影響を受け、心は、身体の影響を受けざるを得ないのです。
精神と肉体が、二つであって、実は二でない。而二不二(ににふに)一体であるのが生命の本体、本質であるとされます。
誰もが、経験しているのではないでしょうか?
精神と肉体が、切り離せない関係になっていることを。
例えば、緊張すれば心臓がドキドキしだしたり(心から身体へ)、身体が疲れたら心までも重たくなるように(身体から心へ)。
仏法とは、生命の実体、全体像を明かしたもので、釈尊は、それを悟って仏陀となったのです。
その知見に、科学はまだ追いついていないのが、現実です。
今一度、この人類の精神遺産に目覚める時が来ているのではないかと筆者は、思うのですが。
皆さんは、どのように思われますでしょうか?
文章:シャーペン
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