生あるものは、必ず死ぬ。
これは、誰にとっても避けることができない事実です。
仏典に、「まず臨終のことを習って後に他事を習うべし」とあります。
「まず臨終のことを習って、後に他のことを習うべきである」という意味です。
古来より、「人間何のために生きているのか」という問題は、よく言われて、なかなか難しい問題ですが、皆さんは、どうお考えでしょうか?
死を見つめることから、生というものの意味と言おうか生きる意味が見えてくるのではないでしょうか?
自分には、あとどれくらい生きる時間が残されているのか?
死を見つめることで、今を懸命に生きようと出来るのではないでしょうか?
今をより充実したものに。
この生を存分に楽しんで。
自分のためだけでなく、人のため、社会のために、自分の命を使っていく。
そこに生きがいというものが出てくるのではないかと思うのですが、皆さんは、どうでしょうか?
自分のためだけでなく、人のために生きて、喜んでいただければ、役に立てているという気持ち、満足感も出てくるのではないでしょうか?
それが、生きがいももたらしてくれるのではないかと思うのです。
死を見つめて、生きがいを持ち、より充実した生を謳歌していきたいと思います。
自他共の幸福の為に。
文章:シャーペン