男性の高齢者は幸福を感じにくいということは、各種のリサーチで明らかになっています。
わたし(筆者)は中年ですが、いずれ老人になるのでとても気になるリサーチです。
そのなかで、老年期に幸福を感じにくいタイプは以下のような人である、という結論が出ています。
幸福を感じにくいタイプ
・身体的な衰えを受け入れられない。
・「稼ぎ手」以外の役割が見つからない。
・配偶者に依存し過ぎている。
・趣味や地域でのつながりがもてない。
・社会貢献への意欲に乏しい
・高齢期にそぐわない住環境である。
重要なこと
現役時代に会社以外でのひととのつながりがない男性の高齢者は要注意です。
とくに会社で偉い立場で、やめた途端地域社会では単なる無職の老人になってしまうと、その落差はとてつもないものになります。
リサーチでは、地域貢献・社会参加の度合を高める、家事の分担を多くする、
育児・家事・介護のスキルを身につけるといったことが重要になるということが判明しています。
また、別の研究では、外との繋がりを大切にする人は幸福度が高いことや、
家事をする時間がある程度長い男性の方が幸福度が高いという結果が出ています。
老いを受け入れ、できることを大事にする、という考え方が大事になるようです。
70代の人にとっては、「老いを受け入れる」ことは「個人差を受け入れる」とほぼイコールの行為であり、「いまの自分に何ができるのか」ということを前向きに考えたほうが、ずっと健康的に生きられるかもしれません。
まとめ
他者に思いやりの心を持てる人は大丈夫でしょう。
ここで重要なことは、思いやりがあるかのようにふるまうのではなく、実際にそうである、ということです。
自分の生き方を模索するほうが賢明だということでしょう。
文章:増何臍阿
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